
土日はお家で漫画三昧!2025年上半期にバズった漫画を紹介。
ぺ子さん(@peko_comic)はX(旧Twitter)にて、妻が不妊治療をするも子どもを授からず、夫が不妊検査をしたところ原因は夫にあり、離婚を告げるという『原因は、俺…?』という作品を投稿し、注目を集めている。今回は、本作が誕生したきっかけや裏話などについてぺ子さんにインタビューした。
※本作にはセンシティブな表現があります。閲覧には十分ご注意ください。
■「原因は、俺…?」と知った夫の、複雑な思い



本作は、Instagramのフォロワーが自身の男性不妊の経験を「もしよかったら漫画にしてください」と話してくれたことがきっかけで生まれたという。フィクションを交えながらも、フォロワーの体験談を基に描かれている。
不妊治療をしていた妻に対し、夫が離婚を告げたことについて、「あまりにも勝手だ!逃げだ!」と思われる人も多いかもしれない。しかし、ぺ子さんは「この『離婚しよう』には、主人公の男性のいろんな想いが混ざっている」と分析する。
不妊検査で初めて子どもを授かれない原因が自分にあると知った夫。原因は治療しても授かるかわからない珍しいものであり、これから多額のお金と時間を費やしてもいいのかと悩む。2年間も頑張っていた妻に対し、どこか他人事だった自分。子どもを望む妻は精子の作れない自分と一緒にいても幸せになれない可能性が高い。そう考え、悩み抜いた末に出た答えが「離婚しよう」だったのだろうと、夫の複雑な心境を代弁した。
■「相手を思いやる気持ち」と夫婦の絆
子どもを授からない原因が妻にあると決めつけていた夫について、ぺ子さんは「ただ単に、『不妊』についてよく知らなかったのが大きな要因だろうな、と思った」と語る。2年間も夫が不妊検査をしなかった理由として、病院側が検査を勧めていなかったことや、夫婦間の「妊活はゆったりでいいよね」という話し合いもあったのではないかと推測した。
不妊の原因が自分にあったと知った夫は、「精子が1つもない」という事実にショックを受けたといい、さらに「2年間自分が原因だったのにも関わらず奥様にずっと不妊治療を頑張らせてしまっていた」ことにもショックを受けていたようだ。
※この記事は事実に基づいたフィクションであり、実在する人物・団体とは関係ありません。
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