「客室乗務員のコスプレをして飛行機に乗った」。海外でそんなニュースが報じられ、波紋が広がった。
シンガポールのニュースメディア「CNA」によると、インドネシアの航空会社の制服に身を包んだ女性が、実は「偽の客室乗務員(CA)」だったとして空港で保護された。女性は身分証のようなものも所持していたという。
女性は、通常の旅客と同じ流れで搭乗手続きを通過していた。しかし、機内で本物の客室乗務員から声をかけられた際、適切に受け答えができなかったようだ。当局の聴き取りは受けたものの、逮捕には至らなかったと報じられている。
●JAL「指示に従わなければ搭乗を断ることも」
各航空会社の制服の特徴を細かく把握している人は、そう多くないだろう。もし空の旅の安全を守るスタッフの中に一般人が紛れ込むようなことがあれば、保安上、重大な問題となりかねない。
では、日本で一般の乗客がCA風の服装やコスプレをして飛行機に乗ろうとした場合、どうなるのだろうか。
日本航空(JAL)は、弁護士ドットコムニュースの取材に対して「搭乗を断ることがある」と回答した。
●「不審な人や行動を見たら近くのスタッフへ」
JALによると、制服に模した服を着用した乗客が、機内で客室乗務員と誤認されるような行動を取ったり、業務の妨害になる悪質な言動をしたりしたことが確認された場合、「当該旅客に対して客室乗務員が制止して注意を行うとともに、指示に従っていただけない場合はご搭乗をお断りすることがあります」という。
つまり、CAのコスプレをしていること自体が直ちに問題になるのではなく、他の乗客にCAだと誤解されるような行為や、航空機の安全な運航などを妨げるような言動が伴った場合には、状況次第で「搭乗拒否」という厳しい措置が取られる可能性があるようだ。
JALは「機内や空港で不審な人、不審な行動を見かけた際には、お近くのスタッフまでお声がけください」と呼びかけている。

