服用している薬が歯周病リスクを高める要因に? 「薬物性歯肉増殖症」が起こる原因を医師に聞く

服用している薬が歯周病リスクを高める要因に? 「薬物性歯肉増殖症」が起こる原因を医師に聞く

薬物性歯肉増殖症の前兆や初期症状について

薬物性歯肉増殖症の前兆は特に知られていません。
初期症状は歯肉の肥厚です。増殖した歯肉は炎症性ではなく、通常は痛みなどはありません。

症状が進行すると歯肉がさらに盛り上がり、歯を覆い隠すほど広がることがあります。
これにより、審美性が損なわれるだけでなく、歯の位置が変化し、歯並びやかみ合わせに悪影響を及ぼす可能性があります。

肥厚した歯肉は通常、固く引き締まった状態になります。
症状の現れ方は個人差があり、部分的に現れる場合もあれば、歯肉全体に及ぶこともあります。
特に前歯まわりの歯肉に症状が現れやすい傾向があり、口が閉じられなくなるなどの審美面での影響も出ます。

肥大した歯肉によって口腔全体の清掃が難しくなり、結果的に歯の汚れが蓄積しやすくなります。これにより、虫歯や歯周病のリスクが高まり、口腔内の健康状態が悪化する可能性があります。

薬物性歯肉増殖症の検査・診断

薬物性歯肉増殖症の検査は、服薬内容の確認と歯肉の腫れの視診から始まります。
さらに詳細な評価のため、パノラマレントゲン検査などの画像検査もおこなわれ、歯や顎の骨、歯肉の状態が確認されます。

確定診断には病理検査が不可欠で、歯肉の一部を採取して顕微鏡で観察することで、歯肉線維腫症やほかの歯肉増殖症などとの鑑別がおこなわれます。また、虫歯や歯周病の有無を確認するため、歯周ポケット検査などの一般的な歯科検査も実施されます。これらの総合的な検査により、薬物性歯肉増殖症の正確な診断と適切な治療計画の立案が可能となります。

配信元: Medical DOC

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