足裏の毛の役割
そもそも、猫の肉球の間の毛(タフト)は、なんのためにあるのでしょうか。
まず、肉球には「クッション」や「体温調節」などの役割があります。高いところから飛び降りることが多い猫の足裏を、フニフニの肉球が守ってくれるというわけです。衝撃を和らげるだけでなく、滑り止めとしても役立っています。また、猫の体は人間のように汗をかくことができませんが、代わりに肉球で汗をかいて体温調節をすることができます。他にも、足音を消したり、顔を洗うときに役立ったりもします。
肉球の隙間から生える毛は、大切な肉球をサポートする役目があるのです。肉球と地面が接するときにも、毛が間に入ることで、衝撃や熱さ・冷たさから守ってくれるのです。
整えた方がいい理由
猫の足裏の毛は、自然界で暮らすために大切なものです。一方、家の中で過ごす猫にとっては、あまりメリットがないといえます。
第一に、家の床は熱くなったり冷たくなったりすることがほとんどありません。肉球を保護する必要がないため、足裏の毛は必ずしも必要とはならないのです。家がフローリングの場合、毛が伸びているせいで滑ってしまうこともあります。
また、あまりにも毛が伸びていると、ホコリや猫砂がくっついてしまうことも。部屋中に汚れを広げてしまうどころか、そのまま毛づくろいをして汚れを食べてしまう可能性もあります。
とくに長毛種は足裏の毛が伸びやすく、ジメジメとした環境下では雑菌が繁殖する危険性もあります。不衛生な状態が続くと、皮膚炎を発症することもあるでしょう。
安全面や衛生面の理由から、猫の足裏の毛は、なるべく短く切ることがおすすめです。

