急性前骨髄球性白血病の症状
急性前骨髄球性白血病(APL)発症時には以下のような症状が見られます。
・発熱:頻繁に高熱を呈するようになる
・貧血:血液中の赤血球が減少することで貧血症状が現れ、倦怠感や動悸、息切れが生じる
・出血傾向:血小板の減少により、鼻血、歯茎からの出血、皮下出血などの出血症状が頻繁に発生する
・易感染性:白血球の減少により、感染症にかかりやすくなる
・播種性血管内凝固症候群(DIC):APLではDICを合併しやすく、重篤な出血が発生するリスクが高まる
急性前骨髄球性白血病の原因
急性前骨髄球性白血病(APL)は、主に遺伝子変異や染色体異常によって引き起こされる病気といわれており、染色体のt(15;17)転座により、PML-RARA融合遺伝子が形成されます。
PML-RARA融合遺伝子は正常な血球の分化を阻害するため、前骨髄球が成熟できず、未熟な前骨髄球が蓄積され、白血病細胞が異常に増殖します。
また、ほかのがん治療の一環として受けた化学療法や放射線治療が、急性前骨髄球性白血病(APL)発症のリスクを高めることがあります。
さらに、ダウン症などの先天性疾患を持つ患者さんでは、急性前骨髄球性白血病(APL)の発症リスクが高くなります。

