「急性前骨髄球性白血病の生存率」は?見逃せない”症状”も医師が解説!

「急性前骨髄球性白血病の生存率」は?見逃せない”症状”も医師が解説!

急性前骨髄球性白血病についてよくある質問

ここまで急性前骨髄球性白血病を紹介しました。ここでは「急性前骨髄球性白血病」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

初期の急性前骨髄球性白血病にはどのような治療がよいですか?

山本 佳奈 医師

初期の急性前骨髄球性白血病(APL)には、全トランス型レチノイン酸(ATRA)とアントラサイクリン系薬剤(ダウノルビシンやイダルビシン)を主体とした化学療法の併用が標準治療とされています。高い完全寛解(CR)率が得られ、長期生存率も向上しています。具体的には、70歳以下の患者さんではCR率が90%を超えています。
海外では、ATRAと亜ヒ酸(ATO)の併用療法が標準治療として確立されています。ATRAと化学療法の併用に比べて、効果が大きいようです。
治療中に出血や分化症候群のリスクがあるため、DICの管理や早期発見、治療が重要です。

急性前骨髄球性白血病は珍しい病気ですか?

山本 佳奈 医師

急性前骨髄球性白血病(APL)は、腫瘍医にとって稀な疾患とされています。
米国国立がん研究所(NCI)のデータによれば、APLは急性骨髄性白血病(AML)のなかでも発症率が低く、AML全体の約10%を占めるに過ぎません。

まとめ

急性前骨髄球性白血病(APL)についてお伝えしてきました。
APLの要点をまとめると以下のとおりです。

⚫︎まとめ

・APLの5年生存率は90%前後

・APLの症状は発熱、貧血、出血傾向、易感染性、DICなどがある

・APLの治療では、レチノイン酸(ATRA)による分化誘導療法が重要な役割を果たしている

急性前骨髄球性白血病と関連する病気

急性前骨髄球性白血病と関連する病気は10個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法などの詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

血液内科の病気

急性骨髄性白血病骨髄異形成症候群

慢性骨髄性白血病

慢性骨髄増殖性疾患

急性リンパ性白血病

慢性リンパ性白血病

悪性リンパ腫多発性骨髄腫再生不良性貧血

特発性血小板減少性紫斑病

具体的な症状や治療法については、担当の医師と相談しましょう。

急性前骨髄球性白血病と関連する症状

「急性前骨髄球性白血病」と関連している、似ている症状は11個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

発熱

疼痛(骨痛)

リンパ節腫大

易出血性

倦怠感

息切れ

頭痛

精巣腫大

嘔気・嘔吐

肝脾腫

播種性血管内凝固症候群(DIC)

これらの症状が持続する場合、または新たにあらわれた場合、医師の診察を受けることが大切です。

参考文献

急性前骨髄球性白血病の治療/日本内科学会雑誌第107巻第7号

急性前骨髄球性白血病/小児慢性特定疾病情報センター

急性白血病の病型分類(FAB分類)/厚生労働省

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配信元: Medical DOC

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