これは、過去に同棲していた彼とのお話です。付き合い始めの数カ月の彼は、私にとにかく甘く、どんなわがままも笑って受け入れてくれる人でした。そんなやさしさにすっかり安心しきっていたある夜、彼の寝息の横で光った携帯画面が、私たちの関係すべてを壊すことになったのです。
通知画面を目にしてしまった
ある夜更け、静まり返った部屋に“ピロン”と軽い通知音が響きました。彼の携帯からです。その音に反応して彼の枕元で光る携帯に自然に目が行くと「次いつ空いてるの? 愛してるよー♡」の文字がちらっと見えました。
突然のことに私は言葉が出ず、息を呑みました。はじめは彼を起こしてどういうことか聞こうかと考えたものの……私以外の別の女性から「愛している」と彼が言われているという現実を受け入れることができず、そのまま何も言わず再び眠ることに。
朝、彼は何も知らないまま仕事へ行くために自宅を出ていきました。
疑念が確信に変わった瞬間
私は玄関の扉の閉まる音を確認して立ち上がり……彼のことを信じたい一心で、彼の私物を確認しました。しかし、結果的には何も見つかりませんでした。
「何もない」と考えればうれしいはずなのに、私の気持ちはなんだか晴れなくて……。「冗談でやりとりをしていたんだろう」と自分に言い聞かせることにしました。
しかし……それからしばらく経ったある日、再び、彼の携帯のメッセージ通知を目にしてしまいました。「たまには家に遊びに行きたいな♡ 散らかってても大丈夫だよ!」というもので……。
この瞬間、疑念が確信に変わりました。このときは、悲しみよりも怒りが沸き上がるのを感じました。

