静かなる修羅場
翌日、彼をやさしく起こして朝食を用意しました。そして、片付ける直前に私は怒りを笑顔で包み……「ねぇ、“愛してる”って誰にでも言うの?」と彼に問いかけました。
私の言葉に明らかな動揺を見せた彼。そして、数秒の沈黙を経て、彼は「ごめんなさい!」と頭を下げたのです。
私は抱いていたすべての感情を込めて「ねぇ、浮気? 気持ち悪いね」と、彼に冷ややかな視線を送りながら呟きました。自分でもこんなに冷静に彼を責めることになるとは思ってもいませんでした。
それから数日間、彼と言葉を交わすことはありませんでした。今思えば情けないことに、彼が涙ながらに謝る姿を見て、私はもう一度だけ信じてしまいました。そのかわり、彼にはその女性を交えて話し合う場を作ってもらうことに。話し合いの場は修羅場となったことは言うまでもありません。
結果的に彼とは別れることになったものの、人の甘さの裏には、隠された嘘がある可能性もあることを学んだ出来事となりました。
著者:榊原愛七/30代女性・1児の母。看護師・カウンセラー兼、恋愛エピソードを執筆するライター。
イラスト:ほや助
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)
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