「18歳の壁」を越える試み
社会的養護のもとで育ったこども・若者は、18歳前後で自立を求められるケースが多く、進学や就職、生活面において、同世代と比べて厳しい状況に置かれがちだという。
2024年4月には改正児童福祉法が施行され、年齢による一律の上限は見直されたが、施設の事情などから退去を余儀なくされる例もあり、現在もなお「18歳の壁」は社会課題として残っている。

このイベントでは「社会的養護下から巣立ちを迎えたこどもたちが、日用品を実際に手に取って選べる」「工芸作家、アパレルブランドなどの作り手の想いや背景がある器や洋服に出会える」「団体スタッフや作り手と会話をしながら、ゆっくり選ぶ・暮らしを考える時間を大切にしている」ということが特徴。

手仕事ならではのぬくもりを感じる器や、新生活に寄り添う洋服を手渡すことを通して、新しい暮らしを始める節目に、同イベントを通じて応援の気持ちと交流の機会を届けていく。
参加者の声

日々の暮らしを彩る器やお洋服を受け取った参加者からは、さまざまな声が寄せられている。

児童養護施設から自立した人からは「うつわ一つ一つ、それぞれの個性があってとても迷いました。すてきなうつわに出会えてうれしいです」、「それぞれ形は勿論、風合いや色合いが面白く、キッチンに行くだけで嬉しくなりそうです」という声が、里親家庭から自立した人からは「生地が良いお洋服だったり、普段使いもしやすいお洋服がたくさんあってありがたいなと思った」という声などが寄せられている。
