
■金・土・祝前日は朝まで滞在OKのスーパー銭湯が駅前に誕生

「RAKU SPA」は全国に店舗を持つ「極楽湯」の別ブランド。「RAKU SPA Station 武蔵小金井」は、地域や中央線沿線の活性化への貢献を目指して、JR中央線の武蔵小金井駅の高架下にオープンした施設。改札から徒歩約1分、電車で行けるスーパー銭湯だ。

本当に駅からすぐで、ポップなカラーの看板が目印。中に入ってカウンターで受付。コースは60分、120分、フリータイムと、土日祝の朝風呂があるが、ここはじっくり、のんびりできるフリータイムを選択。フリータイム料金にはタオルセットや館内着、女性用岩盤浴タオルが含まれる。

受付を済ませたら、タオルと館内着を自分で取って脱衣所へ向かう。館内着は京都発のテキスタイルブランド「SOU・SOU」のデザインでかわいい。種類もいろいろあり、ワンピースタイプが2種、セパレートタイプが4種、サイズ展開も豊富で、選ぶ楽しみからスタートするのがうれしい。気に入った館内着とタオルを持っていざ!

ここで「RAKU SPA Station 武蔵小金井」の特徴を少し。高架下という立地にあるため施設がタテに長い。入口から休憩エリアやコワーキングスペース→食事処&カフェスペース→脱衣所→浴室→露天エリアと続いている。男女で大きく違うのが浴室エリア。お風呂は炭酸泉や岩風呂など9種で同じだが、男性側には4つのサウナ、女性側にはサウナ1つと岩盤浴が2室ある。
■女性だけに開かれた扉!脱衣所からつながる岩盤浴室


ということで、まずは岩盤浴を体験。岩盤浴が利用できるのは女性のみで、館内着の着用がマスト。ちょっと珍しいのが、岩盤浴室の位置。脱衣所と浴室の間にあり、女性しか利用できないようになっている。岩盤浴室は、岩盤浴用タオルを敷いて横になって過ごす「ぬくもり」と、座って温まる「あかり」の2室。

「ぬくもり」の温度設定は約42度。横になるスペースは8人分なので譲り合って利用しよう。もう1つの「あかり」は座布団と背もたれが置かれていて座って利用できるが、岩盤浴用タオルを敷いて横になってもいい。こちらの温度は約52度とやや高めになっている。

岩盤浴のいいところは、温度が低く誰でも抵抗なく入れるところ。横になったり、座ったりしてのんびりでき、じっくり、じわじわと体の芯まで温めることができるので、冷えが気になる人には特におすすめ。また、入浴やサウナの前に体を温めておけるので、急な温度差による負担が軽減でき、汗もかきやすくなる。

ということで、2つの岩盤浴でじわじわと体を温めた。岩盤浴で注意すべきは、低い温度。サウナやお風呂のように熱いと感じるわけではないので、うっかり眠ってしまったり、長時間利用してしまったりして脱水につながる場合もある。岩盤浴室に入る前、出たあとにしっかり水分補給をし、長時間にならないようこまめに休憩しよう。
■岩盤浴とサウナのダブルで寒い冬でも発汗!


岩盤浴でかく汗は流さないほうがいいともいわれるが、今回はサウナやお風呂などすべて体験するのが目的なので、館内着を脱ぎ捨て浴室へ。岩盤浴室から脱衣所に直行でき、そこから浴室へもすぐというこの動線、すてき。浴室に入ったら、まずは髪と体を洗って清める。すでに体はホカホカ状態なので、お湯に入る下茹で(サウナ前の湯船入浴)をスルーしてサウナ室へ。


女湯のサウナ室は「ほのお」。名前的にはかなり熱そうな感じだが、温度設定は90度で意外と入れる。定員10人というサイズ感で、スーパー銭湯としてはややコンパクトな印象。熱さが苦手な人はドアに近い下段、熱いのが好きな人は奥のストーブ近くの上段をぜひ。

積み上げられたサウナストーンの上には、サウナトントゥがサウナを見守っている。かわいい。ちなみに、サウナトントゥはフィンランドに伝わる「サウナを見守ってくれる妖精」のこと。かわいいトントゥも見ていることだし、マナーを守ってサウナを楽しみたい。


こちらのサウナ室は毎時00分と30分にオートロウリュがある。サウナストーンの上に設置されたノズルから水が出て蒸気が上がり、体感温度が上がる。熱いのが苦手な人や初心者は下段に座るか、無理だと思ったときはすぐに退室できるよう、ドアの近くに座って体験してみよう。岩盤浴で温まった体からはスーッと汗が出てくる。外は寒くても体が温まるとちゃんと汗をかくんだ、と当たり前のようでなかなか体験しないことをしっかりと体感。


しっかり温まって汗をかいたら、汗をきちんと流して水風呂「みなも」へ。足元からかけ水をして慣らしてから中に入る。階段状になっていて少しずつ深くなるので、自分のタイミングで入ってみよう。水温は17度前後と温まった体には程よい感じだが、水風呂が苦手な人はぬるめのシャワーでクールダウンするか、ととのい椅子直行でも。とにかく無理は禁物だ。

水風呂のあとは、露天エリアのととのい椅子で休憩。露天エリアは空が見えるわけではないが、外の空気を感じる。椅子に座って見上げるとJRの高架下にいるのを実感する景色と、電車の走行音。なんだかちょっと不思議な気持ちになる。電車の規則的な音と、全く逆に自分のペースでリラックスしている自分。のんびりできるってすてき。


冬場は露天エリアの気温も低いので、浴室内で休憩するのもいい。体が冷えたと思ったら、湯船に入って体を軽く温めるのもアリ。冬場はうっかりしがちだが、お風呂やサウナに入る前はもちろん、途中でもこまめに水分補給をしながら、無理せず楽しもう。また、温まろうとして長湯や長時間サウナに入るのも禁物。適度な休憩も忘れずに。



「RAKU SPA Station 武蔵小金井」では、ジェットバスの「ほぐし」やシェイプアップバスの「めぐり」、高濃度炭酸泉の「うたかた」など多彩なお風呂が楽しめる。露天エリアにある壺風呂の「ひととき」は、一人で入ると何とも言えない贅沢感がある。混雑しているときの譲り合いは当然だが、この特別感は体験しておきたい。

男性用浴室はお風呂の種類などはほぼ同じだが、岩盤浴がない。脱衣所からすぐに浴室につながっている。その代わり、サウナがなんと4つもある。サウナ女子からすると、とてもうらやましい。








すべてタイプが異なるため、しっかり水分補給をして、休憩も取って、無理をしない、を前提として、できれば全部体験してお気に入りを見つけてほしい。ああ、うらやましい。

女湯と同じく「みなも」と名付けられている水風呂だが、男湯は超冷水風呂となっていて、約13度設定。水風呂の大きさももちろん女湯よりも大きく、アツアツのサウナのあとにシャキッと冷やすことができる。かなり冷たいので無理は禁物だ。

さらに女性側にはなかったのが「潜水OK」の文字。体はもちろん、サウナ後に頭を冷やすのは何とも気持ちがいい。ここなら、心置きなく、文字通り頭のてっぺんからつま先まで冷たい水風呂に浸すことができる。


水風呂のあとの外気浴でも、“ととのい椅子難民”が出ないように多めの椅子を配置。サウナでしっかり温まって、水風呂でシャキッと引き締めたら、外気浴で存分に休憩タイム。確実に気持ちよく過ごせるに違いない。
■サウナのあとは充実のサ飯とオリジナルドリンクで乾杯


サウナ後もゆっくりしたいときは、プラス料金で館内着をもう1セット借りておくのがおすすめ。食事や休憩エリアで過ごすのは洋服でもOKだが、気楽に過ごすなら館内着がリラックスできていい。考え方によっては気に入ったデザインの館内着を2種選べるのもうれしいかも。ということで、新たな館内着に着替えて館内にある「KOGANEI Dining 楽」へ。こちらではサウナ後にぴったりのサ飯や食事メニュー、極楽湯 RAKU SPA×大正製薬のサウナドリンク「リポスパ」やGABAを含んだ睡活ソーダ・カルピス、肌弾ソーダ・ウーロンなどのオリジナルドリンクがある。

また、駅地下なので電車での来店者が多いということから、アルコールやおつまみメニューが充実しているのも特徴。また、焼きたてのピザや、パンケーキやパフェなどのスイーツ、子ども向けメニューなどもあり、さまざまなニーズに対応してくれるのはありがたい。



店舗の推しメニューはエビの本数を選べる「エビフライプレート」(エビフライ3本1480円、4本1780円)。サウナ飯としてはスパイシーで体の芯から温まる「RAKU SPA薬膳カレー」(1290円)や「麻辣湯麺」(1200円)など痺れる辛さやピリ辛メニューが。サウナ後の胃袋にガツンとくるがっつり系メニューも充実している。




アルコールもビール、ワイン、ハイボール、サワー、焼酎、鬼おろしサワーとかなりのラインナップ。それに合わせたおつまみメニューも充実していて、メニューを見ながら、どう組み立てていくか頭を悩ませる時間さえも幸せ。


おなかが満たされたら休憩スペースでのんびりしよう。休憩エリアは個室のようなロフトのようなつくりになっていて、約8500冊そろう読み放題のコミックスを抱えておこもりもOK。リクライニングエリアで昼寝するのも至福。




個人的にはなるべく忘れたいところではあるが、どうしても仕事をしなければならないときには、コワーキングスペースもあるので安心。2時間500円で利用できる個室のPCブースで集中することもできるし、周囲を気にせず電話できる個室のテレフォンブースが無料と、いたれり尽くせりだ。サウナですっきりしたあとに仕事に取り掛かるのも、しっかり仕事をしたあとに即行でサウナやお風呂を楽しむのもいい。
高架下という細長い敷地にある「RAKU SPA Station 武蔵小金井」。駅からすぐの好立地で気軽に行けるのが最大の魅力。女性しか体験できない岩盤浴とサウナ、お風呂を組み合わせて体の芯から温まりに、ぜひ足を運んでみよう。
取材・文=岡部礼子
※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。
※20歳未満の者の飲酒は法律で禁じられています。

