音喜多あいかは独立を夢見ながらエステサロンに勤める1児のママ。息子のはるとくんは保育園に通っていますが、保育時間の規定を超えて子どもを預け、休日保育の利用も頻繁。さらには、はるとくんの発熱を知らせるべく、あいかの携帯や職場に電話しても連絡がとれず、父親に連絡してもお迎えに来る気は見られません。
規定の保育時間を大幅に過ぎたころ、あいかがようやくお迎えに現れますが、感染症対策のために「熱が下がってから24時間は登園を控えてください」と伝えた先生に対し、眉間にシワを寄せながら深いため息をついたのです。
その翌日、はるとくんは欠席したものの、先生たちが何よりも気がかりなのが、はるとくんが家族との時間を持てているかどうか……。
はるとくんに身体的虐待のあとは見られないものの、先生たちはネグレクトの可能性も視野に話し合いますが、園長先生だけは「大丈夫よ!」と事態を軽視。
園としての具体的な対応策が見えないまま、会議は終わってしまいます。
会議の翌日、はるとくんは元気に登園したかと思いきや…?















登園時には平熱だったものの、はるとくんの顔は火照り、体温を測ると38.0度……。
あいかの携帯に電話をかけると、予想どおりに応答がないのでした。
先生が電話をかけたのはあいかの携帯のため、仕事中だったのかもしれませんが、保育園の先生は登園時、「体調に何かありましたら連絡しますので」と伝えているのです。子どもの熱のぶり返しは決して珍しいことではないため、「これから出勤なので、また発熱したら職場に電話をください」という返答もできた気が……。
残念ながら、なかには従業員の子どもの発熱に理解が進まない職場もあり、「仕事先にはあまり電話をかけてこないでほしい」という保護者もいることでしょう。とはいえ、体温が37.5度以上の場合は預かれないというのが原則的なルール。ルールが守られなければ、先生たちは発熱した子から特に目を離せず、さらには感染症対策のための隔離にも奔走しなくてはいけません。
育児と仕事を両立し、常に時間に追われている保護者からすれば、保育園の様子を想像する余裕が持てないときもあるかもしれません。ただし、あいかの場合はスムーズに連絡がとれないのはこれで2度目。何より、発熱してもなかなかお迎えがなければ、子どもが不安になってしまいます。わが子のためにもできる限りスムーズに、園からの緊急連絡に対応できる体制を整えておきたいものですね。
著者:マンガ家・イラストレーター まえだ永吉

