【東大阪】白い壁の向こう、小さなフランスが咲いていた【ジャルダン・デ・ラン】

素材のことを、語りすぎずに

自由なようでいて、基礎はしっかりしている。ワインは、料理を引き立てる辛口が中心。ハムもチーズも、永田さんが実際に味を確かめて「これだ」と思ったものだけを使っている。

仕入れも自分の足で。毎日7〜8軒をまわって、その日一番の食材を手に入れる。

「めずらしい野菜にも挑戦したいんです」——その目には、毎日の台所仕事に似たまっすぐさがある。ガチガチのこだわりじゃない。けれど、揺るがない“信念”のようなものがそこにある。

キッシュの違いで、感じる時間帯

「キッシュな、いっぺん食べてみて?ほんまおいしいねん」と、常連さんは口をそろえる。

でも、それがランチかディナーかで、味わいは少し違う。ランチタイムには、フランスパンを使った素朴な生地。かみごたえがあって、満足感も大きい。

一方で、ディナーになると、手作りのパイ生地に変わる。バターの香りが立ちのぼり、ワインとの相性がたまらない。

「その違い、けっこう気づかれてないんですよ」そう言って笑う永田さんの目が、ちょっと誇らしげだった。

同じ「キッシュ」でも、時間によって変わる表情がある。それはまるで、昼と夜で雰囲気を変える喫茶店のようでもある。

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