マイコプラズマ肺炎検査キットで陽性になったときの対処法と治療法

未受診で検査キットが陽性になった場合はどうすればよいですか?
市販の検査キットは、検査の精度や信頼性が十分でないこともあり、結果が陽性だとしても正確とはいいきれません。とはいえ、実際にマイコプラズマ肺炎を発症している可能性も否定できません。
周囲でマイコプラズマ肺炎が流行している場合や、気になる症状がある場合は、検査キットの結果に関わらず医療機関を受診し、医師の判断のもとで検査を受けましょう。
病院でマイコプラズマ肺炎と診断された際の治療法を教えてください
マイコプラズマ肺炎と診断された際は、原因菌に有効な抗菌薬による治療が行われます。
マイコプラズマ肺炎の原因菌である肺炎マイコプラズマは一般的な細菌性と構造が異なるため、通常の肺炎で使用される薬が効かないことがあります。治療には下記のような薬が用いられます。
マクロライド系抗菌薬
テトラサイクリン系抗菌薬
キノロン系抗菌薬
これらの薬のなかから、年齢や症状の重さなどを考慮して、医師が患者さんに合った薬を選択します。通常は飲み薬として7日〜10日程度服用します。
症状が重い場合は、入院治療が必要になる場合もあります。入院中は点滴による治療が中心に行われます。
参照:『肺炎マイコプラズマ肺炎に対する治療指針』(日本マイコプラズマ学会)
編集部まとめ

マイコプラズマ肺炎の検査キットは、主に医療機関で診断の補助として使用するために販売されており、一般の方がドラッグストアや薬局で購入できる機会はありません。インターネット通販で見かける検査キットは、研究や調査を目的とした製品です。そのため、自身で検査をしても、その結果を過信しないことをおすすめします。
医療機関では医師が診察と検査を組み合わせて総合的にマイコプラズマ肺炎かどうかを診断します。気になる症状がある場合は、感染の判断を市販の検査キットに頼らずに、早めに医療機関を受診しましょう。
参考文献
『肺炎マイコプラズマ肺炎に対する治療指針』(日本マイコプラズマ学会)
『成人肺炎診療ガイドライン2024』(日本呼吸器学会)
『臨床検査の保険適用について(平成25年8月収載予定)』(厚生労働省)
『市販されている5種類のマイコプラズマ抗原検出キットにおける検出感度試験』(医学検査)

