
米を活用した福利厚生サービスを展開するUCHINOが、ひとり親世帯や子育て中のママを中心に、生活と就労の両面から支援を行うコミュニティ「ママみらい応援団」を運営するサポラボと連携。子育て家庭を対象とした支援プロジェクトを開始した。
“雇用の内側”だけでは解決できない生活課題
働き方や家族のかたちが多様化する中で、企業は、従業員を取り巻く「雇用の内側」だけでなく、その外側に広がる生活課題や社会課題にどのように向き合うのかが問われている。
特に、物価高や生活コストの上昇が続く現在、子育て家庭やひとり親世帯を取り巻く環境は年々厳しさを増しており、こうした課題は、個人の努力や企業内制度だけでは解決が難しく、社会全体での持続的な関与が不可だ。
一方で、企業による社会貢献活動は、単発的・寄付型にとどまりやすく、継続性や実効性に課題を抱えているケースも少なくないそう。結果として、企業の想いが十分に社会課題の解決につながらないという現状があるという。
UCHINOはこれまで、福利厚生を通じて社員一人ひとりの生活を支えると同時に、農家や社会的弱者を支援する取り組みを継続してきたが、今後はこの考え方を社内にとどめるのではなく、社会へと広げることで、企業活動と社会課題解決を有機的につなぐ新たなモデルの構築に挑戦していくとしている。
福利厚生から社会へ価値を循環させる
今回始動したプロジェクトは、UCHINOの「米を軸とした福利厚生モデル」と、ママみらい応援団が持つ子育て家庭支援の知見を掛け合わせた取り組み。企業活動の中で生まれる価値を、“社員の福利厚生 → 社会への還元 → 次の支援”へとつなぐ循環として設計することで、「支援する側」「支援される側」に分かれない、持続可能な関係性の構築を目指している。
企業の福利厚生を通じて生まれる支援を、ママみらい応援団のネットワークを活用して子育て家庭へ循環させることで、物価高騰下で深刻化する子育て世帯の生活負担を軽減。単発的な寄付にとどまらず、企業活動と地域コミュニティをつなぎ、支援が継続的に届く仕組みを構築する点が同取り組みの特徴だ。
UCHINOは、米を軸に、企業・社員・農家・社会が支え合う循環をつくることで、社会課題の解決と事業性の両立を目指してきた。関わるすべての人が循環の一部となり、役割を持って関わり続けられること。その価値観が、今回の協働の土台となっている。
ママみらい応援団とは、社会課題への取り組みを「善意」や「一過性の支援」で終わらせるのではなく、持続可能な仕組みとして成立させていくことが重要だという共通の考えのもと、連携を進めていく。
