母「食べたあ~い♡」恐怖すら感じてしまう、むき出しの欲望と執着 #母の認知症介護日記 274

母「食べたあ~い♡」恐怖すら感じてしまう、むき出しの欲望と執着 #母の認知症介護日記 274

アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。

前回の血液検査で糖尿病の数値が悪化していた母・あーちゃん。しかし、それから血液検査が受けられていないため、今の状態がわからず、ワフウフさん姉妹も「数値が悪いから、甘いものは食べられない」と言い続けるしかありません。あーちゃんとしては、食事も薬の服用も指示を守っているので、数値が悪化しているということに納得がいかない様子。そして、数値が悪化したのは「全然運動ができていないから」と言い、娘たちが面会に来てくれたときにしか運動ができないから……と、嘆いているのです。ほぼ毎日のように面会に来て、長時間の散歩に連れ出しているワフウフさん姉妹は、仕方がないとわかっていても、あーちゃんが何もかも忘れていることに落胆していました。

強行突破しようとしてくる母が恐ろしい…

この日は猛暑でしたが、あーちゃんはいまだに部屋のクーラーをつけないどころか「暑くないわよ」と言います。感覚がにぶくなっているのだろうと思いますが、さすがに熱中症が心配なので「室温が28℃になったらクーラーをつける」と約束をしました。あーちゃんは「わかったわ!」と言ってメモを取り、そのメモを部屋に貼ってからお散歩へ。しかし、お散歩から戻ると、やはりクーラーをつける気配がなく……。ワフウフさんが「室温が何度になったらクーラーをつけるの?」と聞いても答えられず、メモを書けば大丈夫だと言います。メモはすでに書いたと伝えると、またもや「……」と無言に。このままでは「クーラーをつける」という習慣が定着しないのではないかと、ワフウフさんも心配です。

母の認知症介護日記/ワフウフ

姉が面会に行くと、あーちゃんはちゃんとクーラーをつけていたようでひと安心。しかし、またお財布からお金を出して隠してしまったようで「お金がなくなった」と困り顔。

母の認知症介護日記/ワフウフ

この前までお財布に入っていたのは780円。姉が部屋を探し始めると、すぐに260円が見つかりました。残りは520円です。

母の認知症介護日記/ワフウフ

そして、バスタオルに包まれた現金を発見! ところが、そこには780円の現金が。増えている……?

母の認知症介護日記/ワフウフ

あーちゃんが何かをなくすと、手分けして部屋を探す私たち。

母の認知症介護日記/ワフウフ

そんな姿を見て、あーちゃんは協力したいと思うようで、大真面目に自分が隠しそうな場所を考えて……。

母の認知症介護日記/ワフウフ

いろいろとヒントをくれます。その姿がおもしろすぎて、思わず笑ってしまいそうになるのです。

母の認知症介護日記/ワフウフ

このところ、外が暑いので施設の近くにあるショッピングモールでお散歩をすることが多くなっています。先日も、ショッピングモールに向かったのですが、なんとドーナツと和菓子が特設会場で販売されていて……。

母の認知症介護日記/ワフウフ

もちろん、あーちゃんはくぎ付けです。

母の認知症介護日記/ワフウフ

なんとか説得するも、なかなか動こうとしないあーちゃん。

母の認知症介護日記/ワフウフ

気をそらすために違うお店に入っても……。

母の認知症介護日記/ワフウフ

特設会場がモールのど真ん中に位置していて、お店を出るたびにドーナツが目に入ってしまいます。

母の認知症介護日記/ワフウフ

お店に入っているときは自制がきいているあーちゃんですが、一歩外に出てしまうと話は別。

母の認知症介護日記/ワフウフ

子どものように訴えてくるあーちゃん。

母の認知症介護日記/ワフウフ

もちろん、ダメだと伝えますが……。

母の認知症介護日記/ワフウフ

もう、ダメな理由すらわからなくなっているようです……。

母の認知症介護日記/ワフウフ

強行突破しようとしますが、しっかり阻止。仕方なく、ショッピングモールからは早々に退散しました。

その日、姉・なーにゃんが面会に行くと、あーちゃんはちゃんと部屋のクーラーをつけていました。しかし、またお財布からお金を出して隠してしまい「お金がなくなったのよ……」と、困っていたそう。そこで、なーにゃんが部屋の中で捜索を開始。すぐにタンスの引き出しの中から260円を発見しました。先日までのあーちゃんの所持金は780円だったので、残りの520円を続けて探していると……。バスタオルに包まれた780円を発見! あれ? またお金が増えているような……? ちなみにあーちゃんは、私たちが何かを探していると「私が隠しそうな場所はねえ……」と自ら教えてくれるので、おもしろくて、つい笑いそうになってしまいます。

ここのところ外が暑すぎるので、あーちゃんのお散歩は施設の近くにある小規模なショッピングモールで済ませることが多くなっています。先日も、そのショッピングモールに行ったのですが、ちょうど特設会場でドーナツと和菓子の販売をしているときでした。もちろん、甘いものが大好きなあーちゃんはくぎ付け! 糖尿病の数値がよくなったら食べようと説得しますが、なかなか動こうとしません……。

気をそらすために、他のお店に行こうと声をかけてみたものの、特設会場がショッピングモールのど真ん中に位置していたため、避けようにも避けられない状況です。何度も糖尿病の数値が悪化していることを言い聞かせても、あーちゃんが「そうよね!」と納得するのは一瞬だけ。ドーナツを目にしてしまうと、どうしてもドーナツに執着してしまうので、ショッピングモールからは早々に退散するはめに。あーちゃんが執着する「甘いもの」は、どこにでもあるから本当に悩ましいです……。

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暑い日に外で長時間過ごすのは難しいと思うので、ショッピングモールでお散歩をするのはいいアイデアですね。でも、たしかに「甘いもの」の誘惑はどこにでもあるので、油断できないですよね。認知症が進行するにつれ、いろいろなことを忘れているというのに、甘いもののことは忘れる気配すらないというのは、本当に不思議です。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

著者/ワフウフ
昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。 2023年4月、書籍「アルツフルデイズ 笑いと涙の認知症介護」発売。

配信元: 介護カレンダー

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