
高石あかりがヒロインを務める連続テレビ小説「ばけばけ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)が現在放送中。この度、同作で遊女・なみを演じるさとうほなみのインタビューが公開され、印象的なシーンや演じる上で意識したことなどを語った。
■連続テレビ小説「ばけばけ」とは
連続テレビ小説「ばけばけ」とは、小泉セツと八雲(ラフカディオ・ハーン)夫妻をモデルに、明治の日本で名もなき人々の心を、“怪談”を通して代弁しながら時代を生き抜いた二人の人生を高石とトミー・バストウが演じる。
“怪談”を愛し、急速に西洋化が進む中で埋もれてきた名もなき人々の心の物語に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語となっている。脚本は、ふじきみつ彦氏。
■さとうほなみ「幸せな結末をありがとうございます!」
――演じられて印象的だったシーンを教えてください。
ヘブンさんの女中になったおトキちゃんに「どげ?私がやるかもしれんかった仕事は」と聞いたシーン(第10週47回)が印象に残っています。「気遣わんでええのよ、恨みも妬みもしちょらんけん」というセリフがなみらしいですね。すぐに前を向けるポジティブな人で、カラッとした性格なのが出ていて、ずっとこうして生きてきたんだろうと思いました。
「おなごが生きるには身を売るか、男と一緒になるしかない」というセリフもすごい言葉だとは思いますが、あの時代に遊郭で働くなみにとっては本当にそれしかなかったのだろうと感じます。自分の力は遊郭から出るに及ばないとずっと昔に分かっている。男の人がいないと生きていけないと、カラッと言えるくらいにはいろいろ諦めてきたのだと思います。

――身請け話に悩むなみの心境についてどう感じられましたか?
セリフにもありましたが、若い時に身を売られたなみは本当に天国遊郭しか知りません。だから、そこを出る怖さがあったのだと思います。長年出たいと思っていたはずですが、ずっと夢見てきたからこそ、もし自分が遊郭以外で生きていけなかったら…と不安が勝って。勢い任せにヘブン先生のラシャメンになろうとした時とは違い、今回は現実がドシンとのしかかって恐怖心につながったのだと思います。そんな中、福間さんが「惚れちょる」とストレートに伝えてくれたおかげで覚悟ができました。
実は、去年の初夏あたりはまだなみの結末が決まっていなかったんです。制作統括の橋爪さんから「なみ、どうする?」と言われて「身請けされるほうが幸せです」と返事したけれど、遊郭でめげない姿を見せ続ける方が物語としてはいいのかもしれないという思いも。でも、幸せになりたいと思える相手が現れてよかったです。幸せな結末をありがとうございます!


■さとうほなみ「“ウザかわいい”を意識しました」
――なみとサワの関係はどんなお気持ちで演じられましたか?
なみはサワ(円井わん)に仲間だと言っていたのに、その後すぐに身請けを決めていましたね(笑)。サワに「無理に出んでもええと思うよ」と言ったのも、的を射ていたのか全くわかりません。余計なお世話だったりもするだろうけど、声をかけずにいられないのがなみの性格。遊郭の2階からみんなが見えるので、サワを目にして何か抱えているんだろうなぁと気にかけていたのでしょう。
自分はサワとトキの応援団長だと、勝手に思っている節もあると思います。サワを応援したいけど自分の話も聞いてほしい、だから少し押し売りっぽくなってしまうんですよね。なみを演じる時にはちょっと厄介だと思われるくらいのテンションと、それでいて憎めない“ウザかわいい”を意識しました。

――「ばけばけ」の今後の見どころを教えてください。
この先、トキとヘブンの波が激しいお話になっていきます。橋の向こうに渡れたおトキちゃんにも切ないことが起こるし、幸せなのか幸せじゃないのか、それさえもわからなくなってくる。私も早く映像で見たいなと、放送を楽しみにしています。
第1週から「ばけばけ」を見て泣いてきましたが、司之介さん(岡部たかし)ってひどいのになぜか憎めないですよね(笑)。それは、おフミさんがデキる女だからこそだと思います。私はフミ役の池脇千鶴さんが昔から大好きなので、共演できて本当にうれしかったです!ご一緒したシーンは少ないけれど、池脇さんはじめ松野家の皆さんと現場でいっぱいお話しできたのがいい思い出です。

※高石あかりの高は、正しくは「はしごだか」

