愛犬を適切にしつけるためのポイント

犬には高い学習能力があります。都合の悪い結果をもたらすことはやらなくなり、良い結果をもたらすことは積極的にやるようになります。現在のしつけの理論は、犬のこの習性をベースに考えられています。
叱る際のポイント
犬に「こういうことをすると嫌な目に遭う(叱られる)」と理解させるために重要なポイントは、タイミングです。叱りたい行動の直前または直後に「ダメ!」と叱ります。それ以外のタイミングで叱っても、犬は自分の行動が叱られているとは思わないため、何の効果も見られないでしょう。
叱る機会を減らす
してほしくない行動を「やめさせる」もっとも有効な方法は、「できないようにする」ことです。大切なものは手の届かない場所に保管する、トイレの設置場所を変えるなど、生活環境を改善することで防げる場合も多いです。まずは「できなくする」方法を考えてみましょう。
叱るより褒める
「できなくする」代わりに「やって良い」ことを教えることも大切です。良い行動を促し、ちゃんとできたらすぐに、しっかりと褒めましょう。愛犬は「こうすると良いことがある(褒められる)」と覚え、積極的にその行動をするようになります。
望ましくない行動への対応
ご褒美は、褒めるときの効果を高めます。叱るときにも、効果的な罰を与えることで、「してはいけない」ことを明確に伝えられます。ところが、飼い主さんは「罰」のつもりでも、犬にとっては「ご褒美」になっていることも多いため、注意が必要です。
かまって欲しくて問題行動を起こしている場合、「こら!」と怒られることがご褒美になってしまうのです。こういう場合は「無視」することです。愛犬の行動に反応しないことで、犬に「こんなことをしてもかまってもらえない」と理解させることができます。
まとめ

犬が叱られているときによく見せる反省しているような行動は、実は人間の感覚の「反省」とは異なり、「もう怒らないで」というヘルプサインだということがお分かりいただけたでしょうか。
元々人と同じ常識やルール、道徳感を持たない犬に、人と同じ基準で良し悪しを判断しろという方が無理な話です。いくら家族の一員でも、しつけのときには「犬の習性」を考慮しながら、効果的な褒め方・叱り方を実践できるようになりましょう。

