「励まし」や「アドバイス」は不要だった。中学受験のプロが教える、本番で子どもが120%の力を出すための「親の引き算」

自ら伸びる力を育てる学習塾「伸学会」代表の菊池洋匡先生がおくる連載記事。「親子で楽しく試行錯誤することで、子供が伸びる」ということを、中学受験を目指す保護者さんにお伝えします。

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※画像はイメージです。

こんにちは。中学受験専門塾伸学会代表の菊池です。

いよいよ年も明け、受験本番まであとわずかとなりましたね。

ご家庭の中にも、緊張感が漂っているのではないでしょうか。

受験本番が近づくと、

「何か声をかけた方がいいのでは」

「このままで大丈夫だろうか」

と、親のほうが落ち着かなくなりがちです。

そうなると怖いのが、その焦りや不安が子どもに伝わり、子どもの力を奪ってしまうこと。

せっかく身につけた力を本番で出し切れなかったら、悔いが残りますよね。

かく言う私にも、これまでの指導経験の中で、生徒が力を出し切れずに終わってしまい、私自身も悔しい思いをした経験があります。

特にショックが大きかったのが、この仕事をまだ始めたばかりの頃のことです。

とても成績が伸びた子たちがいて、11月・12月の模試で第一志望の学校に対して「合格有望(60~70%)」という判定を取っていました。

それなのに、結果としては不合格が続いてしまったのです。

本番で力を出し切れるようにコンディションを整えることの重要さを痛感しました。

それ以来、本番で力を出し切れるようにするためのメンタルのトレーニングを学んで指導の中に組み込んだり、親御さんにも協力してもらって家庭の中の環境づくりもしてもらったりするようになりました。

今回の記事では、そうした本番で力を出し切るためのコツの中から、家庭にしていただきたいお子さんへの関わり方のコツを3つに絞ってお伝えします。

受験本番で子どもが力を出せるかどうかを左右するのは、実は「特別な励まし」や「アドバイス」ではありません。

一番大切なのは、子どもが「今この瞬間の1問」に集中できているかどうかです。

ですから、この記事ではお子さんが集中できるようになるためのサポートについて解説します。

ぜひ最後までご覧になって、実践してくださいね。

1. 不安を消そうとせず受け止める

受験が近づくにつれて、子どもが不安や緊張を口にする場面は増えていきます。

これは決して悪いことではありません。

不安は、「大事なことに取り組んでいる」というサインでもあります。

大事なのは、不安を感じないことではなく、不安を上手に扱うことです。

不安は抑え込もうとすると、集中はかえって乱れる

不安に限らず、人間の感情というのは、抑え込もうとすると逆に爆発してしまう傾向があります。

「笑ってはいけない」という状況だと、余計におかしくなって笑ってしまうというのはわかりやすい例ですね。

不安も同様に、抑え込もうとすることで、余計に不安が大きくなってしまい、悪循環を起こしがちです。

そして、頭の中が「不安を抑えようとすること」でいっぱいになると、目の前の問題を解くために使う集中力がどんどん削られてしまいます。

ではどうしたら良いかというと、不安な気持ちをありのまま受け入れることです。

配信元: マイナビ子育て

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