脳トレ四択クイズ | Merkystyle
猫に見られやすい『遺伝病』3つ 主な症状から発症しやすい猫種まで解説

猫に見られやすい『遺伝病』3つ 主な症状から発症しやすい猫種まで解説

︎1.骨軟骨異形成症

スコティッシュフォールド

骨軟骨異形成症とは

骨軟骨異形成症候群とは、関節の中でクッションの役割を果たしている軟骨が骨のように硬くなってしまう事で関節の動きが悪くなり痛みや動かしづらさを引き起こす病気です。

症状

この病気を発症すると、まず初めにジャンプをしたがらない、動きが少なくなるなどの症状が見られるようになります。重症になると、見た目にも関節が瘤のように硬く腫れ上がって変形し、関節の可動域が少なくなって歩きにくくなったり、痛みが発生したりします。

好発猫種

この病気は遺伝性の病気で、スコティッシュフォールドの「垂れ耳」と同じ遺伝子によって遺伝的に発症します。元々スコティッシュフォールドは、遺伝子の突然変異によって生まれた猫種であり、その突然変異した遺伝子が骨軟骨異形成症候群の遺伝子と言えます。

特に、両親共に垂れ耳のスコティッシュフォールドから生まれた猫は症状が重症になる事が多いです。

近年はスコティッシュストレートという、立ち耳のスコティッシュフォールドも存在しますが、立ち耳であっても両親のうちどちらかが垂れ耳の場合には、発症するリスクがあります。 

治療法

現時点で、猫の骨軟骨異形成症候群の根本的な治療法はなく、症状に合わせた対処療法やサプリメントによる関節のサポートなどが治療の中心となります。

近年、猫の変形性関節炎の痛みを取り除くために作られた「ソレンシア」という注射薬が、猫の骨軟骨異形成症候群の痛みにも効果を示す事が分かってきており、月に一回この注射を打つ事で痛みを取り除いて、元のように歩ける事もあります。

ただし、症状の程度や体形などにもより、すべての個体で効果が期待できるわけではありません。治療方針はかかりつけ医の先生と相談してみていただけたらと思います。

︎2.多発性囊胞腎症

ペルシャ

多発性囊胞腎症とは

多発性嚢胞腎症とは、腎臓に沢山の液体の入った袋である嚢胞が形成され、腎機能が低下する遺伝性の病気です。

比較的若い頃から嚢胞が形成され始め、徐々にその数と大きさが増加する事で腎機能の低下も進行します。

親猫のどちらかが、この遺伝子を持っているとその子供は50%以上の確率で発症する可能性が高いとされるため、この遺伝子を持った猫を繁殖で使わない事が大切です。

症状

個体差はあります腎臓は進行するまで症状が出にくい臓器です。そのため、初期にはほとんど無症状の事が多いです。

腎不全が進行すると、多飲多尿や元気消失、食欲不振や嘔吐などの症状が見られるようになります。さらに進行し、尿毒症と呼ばれる状態になると、激しい嘔吐を繰り返し、神経症状や痙攣が見られることもあります。

好発猫種

この遺伝子が多いのは、ペルシャ、アメリカンショートヘア、エキゾチックショートヘア、ヒマラヤン、スコティッシュフォールド、アメリカンショートヘア、ブリティッシュショートヘアなどです。

その中でもペルシャは最も多く、約40%の猫が多発性嚢胞腎症になっていると言われています。

治療法

現在、多発性嚢胞腎症の根本的な治療方法は残念ながらありません。よって多発性嚢胞腎症が見つかった場合にはなるべく正常な腎臓を長く保護する事が大切になります。

腎臓病用の療法食を食べたり、内服薬を使って腎臓を保護したり、多飲多尿によって失われた水分を点滴で補うなどの治療がメインとなります。

提供元