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猫に見られやすい『遺伝病』3つ 主な症状から発症しやすい猫種まで解説

猫に見られやすい『遺伝病』3つ 主な症状から発症しやすい猫種まで解説

︎3.肥大型心筋症

メインクーン

肥大型心筋症とは

肥大型心筋症は猫で最も多い心臓病です。

肥大型心筋症とは、心臓の筋肉が分厚くなる事で心臓の内側の空間が狭くなり、全身に血液を送る力が弱くなってしまう病気です。

肥大型心筋症は、肺水腫、動脈血栓塞栓症などの致死的な病気に繋がることもある危険な病気です。

症状

最初に見られる症状としては、少し元気がない、疲れやすくなる、運動したり興奮したりすると開口呼吸をする、咳などがあります。

肺水腫や胸水貯留が起きると、かなり息苦しさは増し、安静時でも呼吸が苦しく開口呼吸をするようになります。

また、心臓内の血液がうっ血することで血栓ができやすくなり、その血栓が後脚の付け根の血管に詰まる事があります。この病気を動脈血栓塞栓症といい、血栓が詰まると猫は激しい痛みから大きな声をあげて暴れ、後ろ足は動かなく冷たくなります。

動脈血栓塞栓症は命に関わる病気なため、このような症状が見られた際には早急に動物病院を受診する事が大切です。

好発猫種

肥大型心筋症を発症する猫は、原因の一つとして、心筋線維に結合するタンパクの遺伝子に変異がある場合が多い事が分かっています。

好発品種は、メインクーン、ラグドール、アメリカンショートヘア、ペルシャ、ノルウェージャンフォレストキャットやスコティッシュフォールド、ブリティッシュショートヘアなどです。

しかし実際には混血猫も多くこの病気に罹患しています。特に親や兄弟など家族間で肥大型心筋症を発症した猫がいる場合には、定期的なエコー検査などで心臓をこまめにチェックする事が大切です。

治療法

肥大型心筋症は、弱くなった心臓の動きを補助しながら、動脈血栓塞栓症や肺水腫など命に関わる病気への進行を食い止める事が治療の要です。

肥大型心筋症による症状が出始めた場合には、強心作用、利尿作用、心拍数を抑える作用、血栓ができにくくする作用など、数種類の内服薬を組み合わせて治療を行います。

︎まとめ

アメリカンショートヘア

今回ご紹介した3つの病気は全て遺伝子検査が可能です。

猫を飼うときは親や兄弟に遺伝性疾患の猫がいなかったかを聞き、いた場合には早めに遺伝子検査を行う事で病気の初期症状を発見しやすくなります。

最近では繁殖時にあらかじめ親猫たちに遺伝子検査を行っている可能性が高いこともあります。愛猫にどのような傾向があるのか把握しておくことは大切です。

また、遺伝子検査を行い陽性だった場合には、その猫は繁殖に用いない事が、将来的に猫の病気を減らすためにも大切です。

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