『皮膚トラブル』が起きやすい犬種5選 敏感になってしまう要因やケアのポイントまで

『皮膚トラブル』が起きやすい犬種5選 敏感になってしまう要因やケアのポイントまで

「皮膚トラブル」が起きやすい犬種5選

二匹の柴犬

犬の種類によって、皮膚の質や毛並みの特徴は大きく異なります。そのため、特定の病気になりやすい「なりやすさ」も犬種ごとに差があるのです。ここでは、特に注意が必要な犬種とその理由を詳しく見ていきましょう。

1.柴犬

柴犬は日本で非常に人気がありますが、実はアレルギー性皮膚炎に悩まされやすい犬種です。特に、環境中の花粉やダニに反応して皮膚が赤くなったり、激しいかゆみが出たりすることがよくあります。

柴犬の毛は密度が高く、皮膚の状態が外から見えにくいため、気づいた時には症状が進んでいることも少なくありません。また、一度かゆみが出ると執拗に舐めたり噛んだりする性質があるため、傷口から細菌が入って二次感染を起こすリスクも高いのが特徴です。

2.フレンチブルドッグ・パグ

これらの犬種は「短頭種」と呼ばれ、顔に独特の深いシワがあるのが魅力です。しかし、そのシワの奥には涙や皮脂、食べかすなどが溜まりやすく、常に湿った状態になりがちです。

通気性が悪いため雑菌が繁殖しやすく、独特のニオイがしたり、皮膚がただれてしまったりする「シワの炎症」が起きやすいのが悩みどころです。

毎日のお手入れでシワの間を優しく拭いてあげないと、慢性的な皮膚病につながる恐れがあるため、こまめなケアが欠かせません。

3.ゴールデンレトリバー

体が大きく、豊かな被毛を持つゴールデンレトリバーは、皮膚の「蒸れ」が最大の敵です。毛が密集しているため、湿気がこもりやすく、特に夏場や梅雨の時期には急激に皮膚炎が悪化することがあります。

また、皮膚に脂分が多い体質の個体も多く、ベタつきからくる湿疹や外耳炎も併発しやすい傾向にあります。水遊びが好きな犬種ですが、濡れた後に根元までしっかり乾かさないと、一晩で皮膚が赤く腫れ上がる「ホットスポット」と呼ばれる急性湿疹ができることもあるので注意が必要です。

4.トイプードル

トイプードルは毛が抜けにくい一方で、毛が絡まりやすく、汚れが皮膚付近に留まりやすいという特徴があります。皮脂の分泌バランスが崩れると、脂漏症(しろうしょう)と呼ばれるベタつきや強いニオイの原因になります。

反対に、冬場などは皮膚が非常に乾燥しやすく、カサカサとしたフケが出て、そこからかゆみが発生することも珍しくありません。

美しいカットを維持するためだけでなく、皮膚の健康を守るためにも、シャンプーや保湿のバランスを調整することが非常に重要な犬種といえます。

5.ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア

「ウエスティ」の愛称で親しまれるこの犬種は、遺伝的に皮膚疾患に罹りやすい個体が多いことで知られています。幼少期から皮膚の乾燥やかゆみを繰り返すケースが多く、全身の皮膚が硬く、黒ずんでしまうこともあります。

特定の食べ物や環境の変化に敏感に反応するため、生涯を通じて食事管理やスキンケアを徹底しなければなりません。見た目の可愛らしさの一方で、皮膚の健康維持には他の犬種以上に飼い主の手厚いサポートと、獣医師との連携が必要不可欠となる犬種です。

なぜ皮膚が敏感になってしまうの?

散歩する犬

犬の皮膚は、人間の赤ちゃんの皮膚よりも薄いと言われるほど繊細です。皮膚トラブルが起きる原因はひとつではなく、複数の要因が重なっていることが多いのが特徴です。まず大きな要因として「環境」が挙げられます。室内で過ごす犬にとって、エアコンによる空気の乾燥は皮膚の水分を奪い、バリア機能を低下させます。

また、お散歩で付着する花粉や、家の中のハウスダスト、食べ物に含まれる特定の成分に対する「アレルギー反応」も代表的な原因です。

さらに、良かれと思って毎日シャンプーをしたり、洗浄力の強すぎる石鹸を使ったりすることも、皮膚を守る必要な脂分まで落としてしまい、結果として肌を弱くさせてしまいます。

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