もし誤飲してしまったら?取るべき行動
無理に吐かせない
猫が危険なものを食べたことに気づいたとき、焦って指を突っ込んだり、ネットの情報を鵜呑みにして塩水を飲ませて吐かせようとしたりしてはいけません。
猫がパニックになって喉や食道を傷つけてしまう恐れがあるほか、吐いたものが気管に詰まって窒息してしまう危険があるからです。
また、食べたものの種類によっては、吐き出す際に胃をさらに荒らしてしまうこともあります。
自己判断での応急処置は、かえって状態を悪化させる可能性が高いことを覚えておきましょう。まずは飼い主が落ち着き、冷静に状況を把握することが重要です。
すぐに獣医に連絡
「これくらいなら平気かな?」と様子を見るのではなく、誤飲に気づいた時点ですぐにかかりつけの動物病院へ連絡してください。
たとえ今は元気そうに見えても、毒素が体に回るまでに時間がかかる場合があるからです。電話では、パニックにならずに「いつ」「何を」「どれくらいの量」食べたのかを正確に伝えてください。
また、「食べてからどのような変化があったか(吐いた、よだれが出ているなど)」を伝えることで、病院側も到着後すぐに適切な処置の準備を整えることができます。夜間や休日の場合は、救急病院の連絡先を事前に調べておきましょう。
現物やパッケージを持参
病院へ向かう際は、猫が食べてしまったものの「現物」や、その「パッケージ(袋)」を必ず持参しましょう。
パッケージの裏にある成分表を見ることで、獣医はどの成分がどれくらい含まれているかを正確に把握でき、治療の大きなヒントになります。
もし猫がすでに吐いてしまっている場合は、その吐瀉物(吐いたもの)をラップに包んだりビニール袋に入れたりして持っていくのも有効です。
言葉で説明するよりも、実物を見せるほうが診断がスムーズに進み、一分一秒を争う状況ではそれが愛猫の命を救う鍵となります。
誤飲を防ぐための環境づくり
事故を未然に防ぐには、猫が「食べられない環境」を作ることが何より大切です。調理中の食材を出しっぱなしにしない、食事の後はすぐに食器を片付けるといった習慣を徹底しましょう。
また、猫は高い場所にも登れるため、棚の上なら安心だと思い込まず、扉の付いた戸棚や冷蔵庫の中に保管するようにしてください。ゴミ箱は必ず蓋付きのものを選び、猫が開けられないように重しをしたり、ロックをかけたりする工夫も必要です。
家族全員で「猫に食べさせてはいけないもの」を共有し、徹底したルール作りを行いましょう。

