
1枚の皿が地域をめぐり、スタンプラリーのように皿が完成するふるさと納税「奇跡の皿プロジェクト」第一弾が、2025年12月より、北海道標津町・鶴居村で同時スタートした。
地域をまたいで完成する新しいふるさと納税返礼品
自治体の垣根を超えた、ふるさと納税の新たな取り組み「奇跡の皿プロジェクト」は、“1枚の皿が複数の自治体を巡り、オリジナルの「奇跡の皿」が完成する体験”を提供する取り組みだ。

寄附をすると、標津町や鶴居村の特産品とともに、オリジナルデザインの「奇跡の皿」が届く。皿には各地域のイラストレーターやアーティストが手掛けた、自然や文化をモチーフとしたデザインが描かれている。
皿は左右に分かれたデザインとなっており、標津町と鶴居村の2種類を集めることで、1枚の大きな絵が完成する。まるでスタンプラリーを巡るように、地域を旅しながらつながる体験を楽しめるのが特徴だ。
標津町と鶴居村は今年、合同で音楽祭を開催するなど地域創生を一緒に取り組んでいる。そんな両町村のコラボレーションを手がけたのは、企画・サービスデザインのプロデュースを担い、事業主体となるオープニングアクト社と、ふるさと納税の受託事業者を担うふるさと物語社。両社も共に地域創生をテーマとして活動しており、今回の協働が実現したという。
モノではなく体験に価値を見出す
「奇跡の皿プロジェクト」は、特産品という“モノ”だけでなく、1枚の皿を完成させる「コト(体験)」に価値を見出すことを目的としている。
単なる“モノ”ではなく、“複数の地域とつながる旅を楽しむ”という体験そのものを返礼品とすることで、寄附者に地域の魅力を深く感じてもらうことを目指しているという。
この考え方は、「VDC(Value-Driven Circulation)」というコンセプトが基盤となっており、サステナビリティと事業性の高度な両立を目指し、価値あるものを長く使い、次につなげていく新しい循環のあり方を示すもの。ストラテジックインサイト社がコンセプトオーナーとなって取り組む同プロジェクトは、この「VDC」の思想を、ふるさと納税という仕組みと掛け合わせることで、単なる寄附や返礼にとどまらない、自治体連携型の体験型サービスとして具現化している。
