発表内容への受け止めは?
編集部
日本気象協会が発表した内容への受け止めを教えてください。
渡邊先生
飛散量は、西日本では例年並み、東日本と北日本では例年より多いと予測されています。ここで注意したいのは、「例年並み」という言葉が「少ない」という意味ではないことです。例年でも症状が出る方にとっては十分な飛散量といえるため、西日本の方も決して油断はできません。一方、東日本や北日本で「例年より多い」「非常に多い」とされる地域では、例年なら軽症で済む方でも強い症状が出る恐れがあります。昨年の飛散状況を振り返り、早めに準備を整えておきましょう。また、2月は気温の寒暖差が大きくなるという予報にも注目しています。急に気温が上がる日には、予測されている飛散開始日より前であっても、わずかな花粉で敏感に反応してしまう患者さんが多くいらっしゃいます。「少し目が痒いかな?」と感じた段階ですでに粘膜に炎症が始まっていることも多いため、飛散開始が予測される2月上旬の1〜2週間前から対策を始める「初期療法」を検討していただきたいですね。
編集部まとめ
2026年春は、スギ花粉が2月上旬から飛び始め、3月上旬〜中旬にピークを迎える見込みです。西日本は例年並みが多い一方、東日本・北日本は多い地域があるため、早めの備えが重要です。外出時はマスクやメガネで付着を減らし、帰宅後は顔を洗って花粉を落としましょう。症状が出やすい人は飛散開始直後から治療を始めると効果的なので、早めに受診して対策を整えましょう。

