低収入女性の結婚が難しくなっている
麻紀さんのお父さんではないけれど、「女性が経済的に自立したから未婚率が上がった」と思っている人がいまだにいます。でも、婚活の専門家から言わせてもらえば、これは2つの理由から事実に反すると思います。1つ目の理由は、ここ数年で、年収300万円以下の低所得女性の結婚が急激に厳しくなっているためです。
結婚相談所パートナーエージェントにデータ提供してもらった、20~30代年収別の成婚率を見てみましょう。男性は年収が高いほど成婚率が高まる傾向があります。女性は年収によって大きな差は見られないものの、2019年に一番成婚率が高いのは299万円以下の層で、31.4%でした。ところが2024年は299万円以下層の成婚率が24.7%に落ちているのです(おそらく299万円以下層の多くが20代だと、個人的には予想しています)。
「働きすぎると結婚できない」説は信じないで
2つ目の理由は、経済的に自立しておらず結婚しないと将来的に生活が立ちゆかなくなりそうな、麻紀さんのような方であっても、「結婚してくれる男性なら誰でもいい」とは思わないからです。フリーターに限った話ではないのですが、自分に人気がないから相手に注文をつけないという婚活者はほとんどいません。(男女とも)自分を高い高い棚の上にあげて、相手には生活力、外見、人柄などしっかり注文をつけるのです。それが婚活の現実です。
もし親や周りの人から「女性は働きすぎないほうが結婚できるよ」と言われても、そんな時代錯誤な声は無視しましょう。女性に経済力や自立心や社会性があることは、結婚のマイナスにはなりません。
<文/菊乃>
【菊乃】
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt

