アパレル業界で約10年の接客経験を持つゆき蔵さん(@yuki_zo_08)は、当時の実体験をベースにした漫画をブログなどで公開している。なかでも“接客業の闇”を描いた『女社会の知られざる闇。』シリーズは、経験者なら「わかる」と共感してしまうエピソードばかりだ。今回は、漫画『天然非常識、無垢さん』から、初売りセール初日に起きた信じがたいトラブルについて、著者に話を聞いた。




■初売り当日に「置き手紙」で帰宅
エピソードの主役は、派遣スタッフとしてやってきた「無垢(むく)さん」。彼女はなんと、一年で最も忙しい初売りセールの初日に、メモだけを残して勝手に帰ってしまったのだ。あまりに非常識で信じがたい話だが、ゆき蔵さんは「事実です。『置き手紙をしたしオッケー!』という感じだったんでしょうね」と振り返る。
ゆき蔵さんは彼女を「悪意なく迷惑行為をしてしまう人」として描いているが、この早退理由は「生理痛」という名の仮病だったことが判明する。「そもそも『休憩いらないです』と提案してくるあたりですでに怪しかったです。お正月の休みを欲しがってもいましたし…」と、予兆はあったようだ。
■採用条件は「嘘」だった?
生理を仮病に使ったり盾にしたりと、質の悪さが露呈した無垢さん。彼女は「接客業経験あり」「遅番OK」「土日祝日も出勤可能」という条件を満たしていたため採用されたが、実は4歳児のママでもあった。もちろん子育て中の勤務自体に問題はないが、彼女の場合「義母と同居していて夫も理解あるので大丈夫」と話していた採用時の説明と、実態がまったく異なっていたのだ。
蓋(ふた)を開けてみれば、条件とは異なる勤務実態。悪意はないのかもしれないが、職場を混乱させる“天然非常識”な派遣スタッフに、現場は振り回されることになった。
ゆき蔵さんのブログ「ゆき蔵さんぽ。」には、ほかにも実話をベースにアレンジを加えたエピソード漫画が満載だ。接客業のリアルな裏側をぜひのぞいてみてほしい。
取材協力:ゆき蔵(@yuki_zo_08)
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