アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
この日は外が暑すぎるため、施設で暮らす母・あーちゃんのお散歩は、近くにある小規模なショッピングモールで済ませることが多くなっています。先日も、ワフウフさんがあーちゃんを連れ出してショッピングモールに行ったのですが、ちょうど特設会場でドーナツと和菓子の販売をしていて、甘いものに目がないあーちゃんは、もちろんくぎ付け……。糖尿病の数値がよくなったら食べようと何度も説得しますが、なかなか動こうとしません。なんとか他のお店に入って気をまぎらわしても、ドーナツが目に入るたびに、あーちゃんは「食べたい」と言い続けます……。どうすることもできず、ワフウフさんは早々にショッピングモールから退散するはめに……。
最初のころよりは落ち着いたように見えるけれど…
施設の訪問医は、何の相談もなく薬の量を変えたり、血液検査を毎月してくれなかったりと、モヤモヤする対応ばかり。ワフウフさん姉妹は、正直なところ不信感や不満を持っています。先日、姉・なーにゃんが看護師さんと話す機会があったので、特に気になっている血液検査をしてくれないことについて、がっつり突っ込んでみました。すると、血液検査を毎月してくれない理由は「採算がとれないから」だと言われてしまい、ワフウフさん姉妹は衝撃を受けました。次回の診察には同席すると決めていますが、かなり不信感と不満がたまっています。

対応に不満がある施設の訪問医。直近で話す機会がありそうですが、姉妹の間でも反応が大きく違うような気がしています。

いずれにしても、あーちゃんにとって良い方向に向かってくれることを願うばかりです。

先月、毎月恒例の生活費を請求するメールが父から届いたとき、どことなく様子がおかしいと思っていたのですが、姉・なーにゃんいわく、今月は請求メールすら届いていないとのこと。
※たんたん:ワフウフさん姉妹の父。あーちゃんの夫。

父は、お金に関しては絶対にあきらめない人。それを考えると、連絡が来ないというのは父に何かあったのかもしれません。

もしくは、心臓に毛がボーボーに生えているような父でも、あーちゃんが家にいないのはショックで寂しいのか……?

認知症専門の病院に行くと、帰るころにはちょうどランチの時間です。正確な腹時計を持つあーちゃんは、「おなかが空いた」と騒ぎ出します。

施設の朝食は8時で、昼食は12時。11時半におなかが空くのはいつも通りのことだと思うのですが、なぜか毎回「今日は朝が早かった」と言うのです。

あーちゃんの頭の中では早起きして病院に通っていたことがインプットされたままで、「通院=早起き=おなかが減る」と思い込んでいるようです。

施設での生活にも慣れてきたように見えるあーちゃん。最初のころより落ち着いていますが、会話をしていると……。

こんなふうに、自宅に住んでいることが前提の言葉が出てくるのです。

あーちゃんがどこまで理解しているかがわからず、私たちもその発言にどう返していいのか悩んでしまいます。
不信感が募る施設の訪問医の先生とは、今週お話しできる予定です。武闘派の私と穏健派の姉・なーにゃんとで反応が異なるとは思いますが、あーちゃんにとって良い方向に話が進んでくれればいいなと思います。
あーちゃんが施設で暮らすようになってからも、毎月月初めになると父から前月分の生活費の半額を請求するメールが届いていました。先月はなんだかメールの内容がちぐはぐで、いつもとは様子が違っていたのですが、なんと今月は請求メール自体が届いていません……! お金に関しては絶対にあきらめることはない人なので、父本人に何かあったと考えるのが自然……? それとも、あーちゃんがいなくなってショック……? 真相はわかりませんが、ちょっと気がかりです。
施設での生活にもすっかり慣れてきたあーちゃん。食事の時間やお風呂の曜日なども把握していて、最初のころよりずいぶん落ち着いたと思います。しかし、会話をしていると「駅でお買い物くらいしか出かけない」とか「夕食後に30分は歩くようにしている」とか、自宅に住んでいる前提での発言が多々……。施設の生活にはなじんでいるように見えるけれど、頭の中では自宅での生活を続けているということ……? あーちゃんの頭の中でどんなことが起きているのかが理解できず、私たち姉妹もどう反応すればいいのか困惑してしまいます。
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あーちゃんの頭の中では、いまだに施設での生活と自宅での生活が混在しているようですね。混乱しながらでも、徐々に生活になじんでいるように見えるのは、あーちゃんの努力のたまものと言えるのかもしれません。しかし、あーちゃんの心配ごとが減ってきたと思ったら、父の心配ごとが増えていくことになるというのは、なんとも皮肉なものです……。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者/ワフウフ
昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。
2023年4月、書籍「アルツフルデイズ 笑いと涙の認知症介護」発売。

