豪雪地帯として知られる新潟県でも、地域ごとに降雪量が全然違う――。そんな事実を物語る投稿が、X(Twitter)で注目を集めています。
晴れた新潟市からたった50キロで……
投稿者は新潟在住の「りょうひー(@heeeeryo)」さん。ある朝の新潟市と長岡市の風景を並べて見せました。
撮影地の間隔は約50キロとのことですが、距離の割に両者の景色は大違い。新潟市は晴れているのに、長岡市は全面雪に覆われているのです。
「たった50キロで別世界」と紹介された風景は、「え、長岡こんなに積もってるんですか!?」「同じ県内とは思えない…………うそやろ新潟市…………」「えええええええええええええ」「ほんと不思議な場所w」と驚きの声を呼びました。その要因については、両市の標高差を指摘する人もみられますが、特に「新潟市に雪がないのは佐渡ブロックのおかげ」とする声が目立ちます。
新潟市に雪が少ないのは「佐渡ブロック」のおかげ?
これは、季節風が運んでくる雪雲に対し、風上に位置する佐渡島が盾となって、新潟市の降雪量を減らすとする考え方。ただ、「佐渡ブロック」は気象の専門用語ではなく、気象予報士や住民による呼称で、その真偽も十分に調査されてこなかったといいます。
しかし2023年、佐渡ブロックのメカニズムは筑波大学の研究で明らかとなりました。公式発表によると、「佐渡島に雪が降ると、その風下海上の水蒸気や雲水などを減少させる」「佐渡島が風下の風速を弱め、風下海上から大気への熱と水蒸気の輸送量を減少させる」ことが、調査や実験で判明したとのこと。研究結果は、「佐渡島は風下海上の雲列の再発達を弱め、新潟市を含む風下平野の降雪を減少させることができる」と結論付けられています。
画像提供:りょうひー(@heeeeryo)さん

