気づいて!犬が『困った』ときのサイン

頼りない声で鳴く
「クーンクーン」「キュンキュン」「ピーピー」などいかにも頼りない声で鼻を鳴らしているときは、何かに困っているのかもしれません。
こういった鳴き方は幼い子犬の声をまねたもので、「自分は小さくて頼りない存在ですよ」「誰かに助けてもらって守ってもらわないとダメですよ」と飼い主さんの母性本能をくすぐろうとしているのです。
落ち着きなく動き回る
部屋の中を所在なくウロウロと歩き回ったり、先述のようなか細い声を上げながら右往左往しているときも「どうしたらいいかわからない」と困っているときです。
雷雨が近づいてくる気配を感じた場合に逃げ惑ったり、簡単に噛み切れないような大きなおやつを与えた場合にはおやつをくわえたままウロウロするような姿も見られます。
飼い主さんを後追いする
パピー期の子や分離不安傾向のある子によく見られる後追いですが、普段は後追いをしない子が飼い主さんの後ろを執拗についてくる場合、何か困りごとを抱えていて飼い主さんにそれを訴えていることが考えられます。
信頼できる飼い主さんなら解決してくれると期待していたり、とにかく困っていて不安なので飼い主さんのそばにいて安心したいと頼っていたりするのです。
ストレスサインを出す
困っているときというのは不安を抱えていてストレスを感じるものです。
犬がストレスを感じているときに見せる特徴的な仕草として「カーミングシグナル」が知られています。これは自分や相手を落ち着かせるためにとる行動で、代表的なものとしては以下のような仕草があります。
あくびをする お腹を見せる 首の辺りを掻く 前足を執拗に舐める 自分のしっぽを追いかける愛犬を惑わせないために

一貫した態度をとる
犬が困ってしまう原因として「善悪の判断ができない」ことが考えられます。なぜかわからないけれど飼い主さんに叱られた、こういう場合にどうすれば飼い主さんが喜ぶのかがわからない、といった具合です。こうなってしまう原因は、飼い主さんの一貫しない態度にあることが多いもの。
犬が同じことをした場合でも、飼い主さんが自分の気まぐれであるときは笑って許し、あるときは叱りつけるといった一貫しない態度をとっていると犬はどうするのが正解なのかがわからなくなってしまいます。
家族のうち誰かだけが違う対応をするというのも問題です。一貫したわかりやすい対応と態度をとることを心がけましょう。
原因を取り除く
愛犬が不安を感じている原因が特定でき、その原因を飼い主さんが取り除ける場合には、早急に不安の種を取り除いてあげましょう。
怖がっているものがあるならそれを視界から隠す、大きすぎるおやつの対処に困っているなら割って小さくしてあげるなどです。
飼い主さんが自然に振る舞う
一方で、雷や花火大会の音など、原因がわかっても飼い主さんではどうしようもなく、時が過ぎるのを待つしかないということもあるでしょう。
愛犬が困っている姿を見ると早く何とかしてあげたくて飼い主さんまで焦ってしまうことがありますが、うろたえた姿を愛犬に見せるのは絶対にNGです。
そんなときこそ飼い主さんはいつも通りの態度を心がけ、何もないふうを装いましょう。飼い主さんが普段通りに落ち着いていれば、愛犬も「あれ?もしかしてそんなに心配する必要はないのかも」と気づいて落ち着くことがあります。

