真由に正論をぶつけた奈美恵は、激しい罵声を浴びせられてしまう。しかし、奈美恵の必死の訴えに真由はついに涙し、離婚の恐怖から逃げるために不倫に逃避していた本心を吐露して―――。
「不倫はよくない」友人に本音を伝えた日
週末。私はついに真由にLINEを送りました。
「真由、ごめん。私の本心を言うね。真由は少し落ち着いた方がいい。今の状態はどんな理由があれ不倫で、よくないことだよ』
送信ボタンを押す指が震えました。数分後に着信。真由からです。 電話に出るなり真由は自分の主張をまくしたてました。
「奈美恵、急になに?私、別に奈美恵に迷惑かけてないよね?これまで苦しんだ分、今幸せを得て何がいけないの?」
感情的な友人との応酬
大人しかった真由が、こんな感情的な言葉をぶつけてくるなんて。
「私は真由を心配してるんだよ。今のままだと、あなたが夫から攻撃を受ける材料を与えるだけだよ」
「でも、彼は私を守ってくれるって言ってるの。いずれ離婚の手続きをするときも支えてくれるって」
「じゃあ、なんで離婚の話を進めないの?子どもがいる中でパパじゃない男性と内緒で会って、泊まらせて…それって正しいの?」
私の問いかけに、電話の向こうが一瞬沈黙しました。
「はあ…奈美恵は夫の味方するの?」
「味方なんてしてないよ。 このままじゃ真由が加害者になって不利になるよ。それが目に見えているから黙っていられないんだよ」
私は一気にまくし立てました。心臓がバクバクと音を立てています。
「真由はモラハラされても耐えて頑張ってきたんでしょう?それなのに、今やってることを続けたら、真由が悪いことになっちゃう。頑張ってた真由を知ってるから、私はそんなのダメだと思うんだよ」

