これは以前付き合っていた彼とのお話です。彼は、決して悪気があるわけではないのですが、なぜか会話のあちこちに“元カノ”というワードを挟んでくる人でした。最初は軽く聞き流していたものの、次第に日常会話にまで元カノの影がちらつくようになり……。
甘いスイーツと元カノの存在
ある日、彼と一緒にカフェでケーキを食べていたときのことです。彼が「元カノも甘いものが好きだったんだよ。女子はやっぱりそうなんだね」と突然笑いながら口にしました。
彼にとってはいつも通りの何気ない会話のつもりだったのかもしれません。けれど、付き合った当初から繰り返し聞かされる“元カノ”というワード……。彼女としては当然良い気はせず、“元カノ”という言葉が脳裏につきまとい、スイーツの味さえも薄れてしまいそうでした。
ただ、悪気なく楽しそうに話す彼を見ていると、モヤッとしてしまうことをなかなか言い出せませんでした。
彼が呟いた、まさかの言葉
その日の帰り際、また同じワードが飛び出しました。私が「今日の香水、いい匂いだね」と何気なく口にすると、彼はうれしそうに「元カノもこの匂いが良いって言ってくれてたんだよ」と返してきました。
そして、その日を締めくくるかのように、彼がぽつりと「俺、元カノのことがまだ好きなのかもしれない」と呟いたのです。
私はその言葉を聞いて思わず「私の気持ちって考えてくれている?」と彼に問いかけてしまいました。

