5.ハチワレ
額から鼻筋にかけて八の字のように毛色が分かれているハチワレ模様。キジトラや茶トラにも見られますが、縁起がいいとされるのは白黒のハチワレです。黒猫の魔よけの意味と白猫の神聖さ、さらに八の字の末広がりという3拍子揃った福猫です。
ハチワレは浮世絵にも描かれることが多く、当時から庶民の間で人気がありました。繁栄や発展の象徴であるハチワレを飼うと、幸運を呼び、家運が栄えるといわれています。また、その愛らしい顔の模様から「福相」を持つ猫として、見る人に笑顔と幸せをもたらすとも信じられています。
近年では、ハチワレ模様が招き猫のバリエーションとして取り入れられ、商売繁盛や金運上昇のお守りとしても人気です。
まとめ
日本における猫と人との関係は、長い歴史の中で文化や民間信仰と結びついてきました。
欧米にはない猫に対する考え方は、猫たちをただネズミ捕りとして利用するだけでなく、あるいは単にかわいいかわいいと愛でるだけでなく、「縁起がいい」とする日本人の豊かな想像力の表れなのかもしれません。
現代では、どうしても科学的な視点から猫を理解することが増えてしまいましたが、このような言い伝えは、猫との暮らしをもっと違った面でも楽しいものにしてくれそうです。

