亜急性皮膚エリテマトーデスの前兆や初期症状について
亜急性皮膚エリテマトーデスでは、顔や手指など、日光に当たりやすい肌の露出した部位を中心に皮疹が見られます。皮疹には、リング状の赤い環状連圏状型と、皮膚が盛り上がって角質が剥がれ落ちる丘疹落屑型の2種類のタイプがあります。
環状連圏状型では、中心部の色が薄く、輪郭が赤い特徴的な皮疹が見られます。一方の丘疹落屑型は、赤く盛り上がった皮疹の角質が厚くなります。患部の角質は次第にポロポロと剥がれ落ちます。
いずれも全身の広い範囲に見られることがあり、一旦消失しても再度出現することがあります。また、日光に当たることで症状が誘発されやすい傾向が知られています。
この他、皮疹以外に発熱や全身倦怠感、脱毛、日光過敏症、関節炎などを伴うことがあります。ただし、亜急性皮膚エリテマトーデスでは、全身性エリテマトーデスと異なり、重篤な内臓の障害や疾患などを合併することはまれとされています。
亜急性皮膚エリテマトーデスの検査・診断
亜急性皮膚エリテマトーデスの検査では、患部の視診のほか、血液検査や病理組織学的検査がおこなわれます。
血液検査では、血球数や肝機能などの一般的な検査項目に加え、体内の特定の物質を排除させようとはたらく自己抗体の有無を調べます。亜急性皮膚エリテマトーデスでは、高い頻度で抗核抗体や抗SS-A抗体と呼ばれる抗体が陽性になります。そのため、これらの数値を確認することが診断に役立ちます。
さらに、病理組織学的検査では、似た症状を呈する他の疾患と鑑別したり、確定診断を下したりするために皮膚の細胞の状態を詳しく調べます。特に丘疹落屑型は「乾癬」の症状と似ているため、確定診断のために病理組織学的検査が必要になります。
病理組織学的検査では、患部の皮膚を一部採取し、細胞の状態を顕微鏡で観察します。

