【医師監修】指定難病の「クリオピリン関連周期熱症候群」を徹底解説! 難聴や発疹など主な5つの症状とは

【医師監修】指定難病の「クリオピリン関連周期熱症候群」を徹底解説! 難聴や発疹など主な5つの症状とは

クリオピリン関連周期熱症候群の前兆や初期症状について

クリオピリン関連周期熱症候群の症状は、重症度によって異なります。

家族性寒冷蕁麻疹(軽症型)

家族性寒冷蕁麻疹では、寒冷刺激で発疹が現れるのが特徴です。
発疹は主に手足や胴体に現れ、通常24時間以内に軽快します。
関節痛と発熱が時間を空けて周期的に発生する症状も見られ、これらの症状は通常10歳までに発症します。
筋肉痛や頭痛、吐き気、悪寒、眠気、目の充血などの症状が伴うこともあります。

マックル・ウェルズ症候群(中等症型)

マックル・ウェルズ症候群では、発疹や発熱、関節痛が24〜48時間持続します。
これらの症状は寒冷刺激に関係なく周期的(間隔は数週間ほど)に繰り返され、通常、幼少期までに発症します。
そのほか、関節炎や感音性難聴(音や言葉が聞き取りにくくなる難聴)、腎アミロイドーシス(異常なタンパク質が臓器に沈着して機能障害を起こす病気)などの合併症が見られることがあります。
症状が進行すると、腎アミロイドーシスから腎不全に至るリスクが高まります。

CINCA症候群・NOMID(重症型)

CINCA症候群とNOMIDでは、発疹や中枢神経症状、関節症状が主な症状として生後すぐに見られます。
これらに関連する症状として、発熱やブドウ膜炎、感音性難聴、慢性髄膜炎、水頭症、全身性アミロイドーシスなどが見られます。
また成長障害や特徴的な顔貌、てんかん、関節の拘縮なども発症することがあります。
CINCA症候群とNOMIDの症状は、多くのケースで生涯にわたって見られます。

クリオピリン関連周期熱症候群の検査・診断

クリオピリン関連周期熱症候群の診断は、遺伝子検査と臨床所見の確認によっておこなわれます。

遺伝子検査によってNLRP3遺伝子に特異的な変異が認められれば、クリオピリン関連周期熱症候群の可能性が高くなります。
しかし、遺伝子の変異が確認されない場合でも、以下の2つの条件を満たせば診断が可能です。

1つ目は乳児期からの持続的な炎症所見の存在、2つ目は骨幹端(腕や太ももの骨の骨幹と骨端がつながる部分)の過形成、蕁麻疹のような皮疹、中枢神経症状(感音性難聴、うっ血乳頭、髄液細胞の増加のどれか一つ)のうち2項目を満たすことです。

そのほか、各症状を調べるために、血液検査や聴力検査、視覚検査、頭部や腎臓の画像検査などもおこないます。

配信元: Medical DOC

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