子宮ポリープの原因・症状
子宮ポリープができる原因や症状には、どのようなものがあるのでしょうか。症状を知っておくと医療機関を受診する目安がわかり、早期発見・早期治療につながります。
子宮ポリープの原因・症状を解説するので、ぜひ参考にしてください。
原因
子宮頸管や子宮内膜にポリープができる原因は明らかになっていません。ただし、発症には女性ホルモンが深く関係していると考えられています。また、子宮内の炎症・分娩・流産・細菌感染などによる影響も指摘されています。
症状
子宮頸管ポリープ・子宮内膜ポリープに共通する主な症状は、不正出血です。しかし、目立った自覚症状が出ない方もいます。子宮頸管ポリープは組織がもろいため出血しやすく、排卵期・性交後・激しい運動後などに出血がみられることがあるでしょう。
膿のようなおりものが増えることもあります。一方、子宮内膜ポリープでは月経過多や月経過長がみられる場合があります。月経過多・月経過長により、貧血になる方もいるでしょう。
さらに、子宮内膜ポリープの大きさやできた位置によっては不妊を引き起こす可能性もあり、注意が必要です。
子宮ポリープの検査・診断方法
疑われる子宮ポリープの種類や悪性の可能性などによって、行う検査方法が異なります。子宮ポリープが疑われる場合は、次のような検査を行います。
腟鏡診
経腟超音波検査
子宮鏡検査
子宮内膜組織診
それぞれの検査・診断方法について、詳しくみていきましょう。
腟鏡診
腟鏡診は、子宮頸管ポリープの診断に用いられる検査です。腟鏡(クスコ)という細長い金属製の器具を腟の中に挿入し、腟内部や子宮の入り口の状態を確認します。子宮頸管ポリープがあれば、腟鏡診で判明します。
経腟超音波検査
子宮内膜ポリープの有無を確認するための検査です。腟の中に経腟プローブという細長い器具を挿入して超音波を当て、骨盤内を撮影します。おなかの上から超音波を当てるよりも鮮明な画像が得られるため、子宮内を詳しく観察するために重要な検査です。
経腟超音波検査では、子宮内膜ポリープの部分が白く映し出されます。子宮内膜が肥厚している時期に行うと子宮内膜とポリープの見分けが難しいため、月経終了直後から排卵期までに行います。
子宮鏡検査
超音波検査で子宮内膜ポリープが疑われる場合に行う検査で、直径5mm以下の細いスコープ(カメラ)を腟から子宮に挿入し、子宮の内側を観察します。子宮内の様子はモニターに映し出され、ポリープの有無・個数・位置・大きさ・表面の状態などを把握できます。
検査にかかる時間は5~10分程度と短く、麻酔なしで外来で行えるケースがほとんどです。子宮内の異常をみつけやすいよう、検査は月経終了から排卵期までの期間に行います。
子宮内膜組織診
子宮内膜の組織を採取して顕微鏡で検査する方法で、子宮体がんの確定診断に用いられます。子宮ポリープが悪性ではないことを確認するためには、子宮内膜組織診が重要です。
悪性の可能性が否定できない場合は切除術を行い、摘出したポリープを組織診で検査します。

