姉のアドバイスが身に染みる
私は今回の修斗のメッセージアプリがショックすぎて、お互いに位置情報共有したり、メッセージのチェックを許可しあったりすべきじゃないかと思っていた。でも、姉には強く止められた。
「不安な気持ちはわかるけど、ぐっとこらえなよ。修斗さんは2度も裏切ったあなたに、そんなこと要求しなかったんでしょ?」
びしっと厳しいことを言われた。でも、姉は私のことを突き放さなかった。
「もし本当に修斗さんが不倫していて、あなたが耐えられないと思ったら言いなよ。私は絶対あんりの味方をするから。だから今は、修斗さんを信じて、誠心誠意支えなさいよ」
姉は、こんな私でも、味方でいてくれている。ありがたかった。姉の言葉を胸に、その日からの行動を改めることにした。
あとがき:「見せかけの被害者」
姉の厳しい言葉は、まさに物語全体を貫く核心です。あんりさんが無意識に被害者ぶっていたことを痛烈に突きつけ、読者の心にも響きます。しかし、突き放すだけでなく、どうすべきかを具体的に示してくれる姉の存在は、あんりさんにとって大きな救い。ここで初めて、あんりさんは自分と向き合い、本当の意味での再構築への一歩を踏み出します。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

