
金曜ドラマ「DREAM STAGE」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系/TVerでも配信あり)の第2話が、1月23日に放送され、NAZEのPD・吾妻(中村倫也)に「足手まとい」と言われたマネージャー・遠藤水星(池田エライザ)の奮闘ぶりが描かれた(以下、ネタバレを含みます)。
■日本人PDと“負け犬”7人組が夢に向かっていく“K-POP版スポ根ドラマ”
本作は、K-POP業界を舞台に、一度は夢を諦めた日本人プロデューサー・吾妻潤と、韓国の弱小芸能事務所の“負け犬”練習生7人組“NAZE”が、世代や国籍を越えて共に夢を目指す、“K-POP版スポ根ドラマ”だ。
■NAZE、活動拠点を日本に移す
ジス(キム・ジェギョン)の妨害により、韓国での活動が難しいNAZEは、チャンスを求めて活動拠点を日本に移すが、恵まれない環境で相変わらず基礎訓練ばかり…。メンバーたちは、かつては仲間だったTORINNERの快進撃のニュースを見るたび、焦りが募るのだった。
そんな彼らの姿に、マネージャーの水星は自分の無力さを痛感…。吾妻にも「足手まとい」と言われ、さらに自信を無くしていた。

■マネージャー・水星の過去
水星は、高校時代イジメに遭い、日本を離れて韓国に留学。東大に匹敵する名門校・ソウル大学に入学したが、自己肯定感が低く何に対しても消極的な彼女は、就職活動も上手くいかず、そんな時、ハユン(ハ・ヨンス)が事務所に誘ったのだった。
自分の意志で始めた仕事ではなかったが、それでもNAZEの力になりたいと考える水星は、彼らを売り出すプランと7人の生活記録を細かく書いた分厚いスクラップを作っていた。それを吾妻に「プロデュースに活かせるのでは…」と見せたが、彼は「必要ない」と一蹴。そして、彼女が考えるだけで今まで実行に移していないことを叱責した。
■「アーティストのプロデュースは、育成ゲームじゃない」
吾妻は「失敗して傷つきたくなかったんだろ?」と図星を突き、「アーティストをプロデュースするのは、育成ゲームじゃない。ヤツらの人生を背負う覚悟の無い人間は、必要無い」と一喝。だが彼女は、このままでは自分は何も無い、できることを探したいのだ、と想いを告げた。しかし吾妻は、「イケてない自分を変えたくて、ヤツらを駒にして運試しか?傲慢だな!」と容赦無い。彼女はいたたまれなくなって、部屋を飛び出した。
翌日、気を取り直して出勤した水星は、吾妻に「彼らの人生を背負う覚悟はある」と決意を伝え、メンバーにモチベーションを上げる目標をあげたい、と相談。そこで吾妻は「NAZEが出られるイベントを探してこい」と彼女に命じるのだった。

■「“マジメで一生懸命”だけじゃ通用しない」
“マネージャー”のノウハウなど何も無い彼女は「私がどうやって…」と尻込み。だが、吾妻に「覚悟はあるんだろ?」と挑発され、イベント会社のリストを作り、飛び込みで営業を始めた。
しかし、アポ無しで来て、動画も無く写真と紙資料だけで無名のグループを売り込んでも、相手にされるわけがない。水星は進捗を尋ねた吾妻に「全力で探している」と言ったが、そもそもの方法が間違っている。ダメならどうして方法を変えないのか…と、見ていて歯がゆくなった。
そんな中で応対してくれたイベント会社の担当(菜々緒)も、「結局、NAZEは何ができるのか?」と尋ねた。「マジメに一生懸命、毎日14時間も練習しています」と、練習生なら当たり前のことを答えた水星に、女性は“NAZEにしか無い魅力”を再度尋ねた。だが、水星は即座に答えられなかった…。
女性は、マネージャーにも魅力が分からないグループをどう応援すればいいのか、と当然の疑問を口にし、「“マジメで一生懸命”ってだけじゃ通用しないってことぐらい、分かりませんか?」と、水星の甘さを指摘。そして水星に、この仕事に向いてない、と告げるのだった。

■「悩んでるヒマがあったら、とにかく努力」
完全に自信を無くし、もう仕事を辞めようと退職届を手に事務所に戻ってきた水星は、ジョギング帰りのメンバー・ユウヤと遭遇。彼は、TORINNERのリョウ(岩瀬洋志)の弟。体力が無く、ダンスレベルも低い彼は、常にトレーナーに叱られ、優秀な兄と比べられて悔しい想いをしていた。その為、せめて体力だけでも…と休憩時間を削って、人知れず毎日走っていたのだ。
ユウヤは、水星に「ヘタだから休んでるヒマは無い」と言い、「いつか“リョウの弟”じゃなく“NAZEのユウヤ”として認められたい」と夢を語った。「だから、悩んでるヒマがあったら、とにかく努力しようと思って…」と言った彼の言葉は、諦めモードだった水星に刺さった。

■後に引けなくなった水星
そして水星は、努力している彼らを喜ばせたくて、「初ライブに向けて準備中」だと言ってしまい、もう後に引けなくなってしまった。だが、もう当たれるイベント会社は無い。水星は意を決して、高校の同級生でレコード会社勤務のレイナ(渋谷凪咲)に卒業以来初めて連絡を取った。
実は、レイナは高校時代に水星をイジメていた人物。緊張する水星だったが、レイナは韓国で頑張る水星を笑顔で讃えた。以前とは変わったレイナに、水星は思い切ってNAZEのことを相談。するとレイナは、高校時代の罪滅ぼしだと言って「私が何とかする」と協力を約束した。
レイナに「ライブの勉強には、まず裏方から」と言われ、NAZEは公演での物販や会場整理の手伝い、路上で演歌歌手のチラシ配りなどをするが、一向にライブの話が出ない…。不安になった水星は、レイナに確認することにした。

■レイナの裏切り
すると、レイナは「バッカじゃないの?ウソに決まってるじゃん」と意地悪に笑い、素人同然の新人をライブに出して、誰が得するのか、と言った。レイナの態度は許せないが、言ってることはもっともだ。パフォーマンスを見たこともないまま、一流の会社がライブに出すわけがない。疑問も持たずに信じきった水星の甘さが、ここでも露呈した。
NAZEの頑張りを訴えてライブに出してほしい、と懇願して頭を下げる水星に、レイナは「若いイケメンに頼られて、調子に乗んなよ。底辺のクセに」と吐き捨てながらデカンタのワインを浴びせた…。レイナはクソ女のままだった。
■水面下で動いていた吾妻
びしょ濡れで寮に戻った水星は、メンバーにライブができないことを謝り、彼らは落胆。彼女は、吾妻にも何の役にも立てなかったことを謝り、辞職を告げようとした時、彼は「役に立ってない、って誰が決めた?」と意外な一言を。その翌日、吾妻はメンバーと水星を最大級のファッションイベント「TGC」の準備中の会場に連れていった。
吾妻はNAZEを「TGC」に出演させる為、水面下で動いていたのだった。NAZEの日常を隠し撮りした映像を主催者たちに見せ、失敗しながらも夢に向かってまっすぐ進もうとする7人の姿に魅力を感じた主催者は、出演を快諾。NAZEは「TGC」で初パフォーマンスを披露し、観客の注目を集めた。

■「遠藤水星が必要だ」
吾妻は、水星が渡した7人の生活記録から、彼らが泥臭く一途に頑張る姿をそのまま見せることがアピールポイントだと考え、映像を作ったのだった。彼は、この“他人の人生を背負う仕事”には、責任感や先を見通す力以上に、誰かを支え、持ち上げる為に誠実に努力できることが必要だと語り、「このチームには、遠藤水星が必要だ」と告げた。
水星は嬉しさを爆発させ、「全力で持ち上げます!」と宣言。持ち上げるだけではなく、引っ張っていけたら、なお良いのだが…。これまではNAZE同様“負け犬”だった水星が、彼らと共に成長する姿を見守っていきたい。
◆文=ザテレビジョンドラマ部


