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その視界のゆがみは「新生血管黄斑症」かも? 見逃せない3つの初期症状を医師が解説

その視界のゆがみは「新生血管黄斑症」かも? 見逃せない3つの初期症状を医師が解説

新生血管黄斑症の治療

新生血管黄斑症の一般的な治療法は「抗VEGF療法」です。新生血管の発生と成長を促進するVEGF(血管内皮増殖因子)という物質の働きを抑制する薬剤を、目の中に直接注射する治療法です。

「光線力学療法(PDT)」も治療の一つです。これは光感受性物質を静脈注射し、その後に特殊なレーザーを病変部に照射することで、新生血管を閉塞させる治療法です。

これらの治療法は新生血管の発生や成長を抑制し、症状の進行を遅らせることを目的としています。

現時点では、新生血管黄斑症を完治させる治療法は確立されていないため、多くの場合、治療を継続しながら長期的な経過観察が必要です。

新生血管黄斑症は早期発見や早期治療によって、良好な視力を長く維持できる可能性が高まるため、症状に気づいたら速やかに眼科を受診することが重要です。

新生血管黄斑症になりやすい人・予防の方法

新生血管黄斑症になりやすいのは50歳以上の人や強度近視の人です。また、喫煙者も新生血管黄斑症になりやすいとのデータがあります。

加齢は避けられない要因ですが、近視の予防や禁煙は意識して取り組むことで新生血管黄斑症の予防につなげられます。

近視の予防

近視の進行を抑えるためには、子どもの頃から適切な目の使い方を心がけることが重要です。

長時間の近距離作業を避け、定期的に目を休ませるようにしましょう。屋外で過ごす時間を増やし、自然光を浴びることも近視の予防に役立ちます。

読書や文字を書くときは正しい姿勢と適切な距離を保ち、照明も適切に調整しましょう。スマートフォンなどの機器の使用時間も制限することも近視の予防につながります。

禁煙

喫煙者は非喫煙者に比べて新生血管黄斑症のリスクが高い傾向があるとされています。禁煙することでリスクを減らすことができます。

他にも、定期的な眼科検診が重要です。とくに新生血管黄斑症になるリスクがある人は、症状がなくても年に一度は眼科検診を受けることをおすすめします。

これらの予防策は新生血管黄斑症を完全に防ぐものではありませんが、リスクを減らし発症を遅らせる効果が期待できます。

目の症状を少しでも感じた場合は、できるだけ早期に眼科へ受診しましょう。


関連する病気

加齢性黄斑変性症

脈絡膜新生血管

近視性黄斑部新生血管

高度近視


参考文献

公益財団法人難病医学研究財団難病情報センター「血管新生黄斑症」

公益財団法人日本眼科学会「加齢黄斑変性」

公益財団法人日本眼科学会「抗VEGF治療」

公益財団法人日本眼科学会「光線力学的療法(photodynamic therapy:PDT)」

徳島県医師会「新生血管黄斑症」

配信元: Medical DOC

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