
modoki昼の風景
日常景色の生活を多様にするLife isが、多摩ニュータウン・諏訪名店街にて、医療的ケア児者と地域がゆるやかに重なり合う多機能型の場「modoki(モドキ)」の開設を進めている。
昨年実施されたガバメントクラウドファンディング(GCF)では、90名超の支援で目標額150万円を達成した。
“支援する/される”という枠組みを超えた施設
医療的ケア児者やその家族は、日常生活のなかで多くの困難を抱えながらも、既存の制度やサービスでは捉えきれない部分に置かれがち。たとえば、特定短期入所の枠が足りず一時的に預けられる場が見つからなかったり、まちのイベントやカフェに医療的ケアを理由に参加できないこともあるという。
“必要な支援”はあるのに“制度の利用対象”にならない、そんな構造的な線引きが生まれているそうだ。
「modoki」は、そうした制度の狭間にある声なき声に目を向けながら、“支援する/される”という枠組みを超えた関係性の場として構想された施設。福祉の文脈だけでなく、日常のなかにこそ立ち上がる関わりを大切にしながら、既存の制度や施設とは異なる“もうひとつの風景”を地域の中に開いていこうとしている。
なにものでもなく、なにものにでもなれる場

modokiの夜の風景
「modoki」は、「なにものでもなく、なにものにでもなれる」をテーマにした、多機能型の循環の場。


まちの中で日常生活と地続きに立ち上がるこの場では、2025年11月にナチュラルワインバー、

セレクトショップと図書室

全国から届いたグッズ
12月には、まちの人とともに本やアートや福祉が折り重なる私設図書館がオープンし、セレクトショップや、

ワークショップも展開されている。
「modoki」が目指すのは、制度上の役割や対象者によって機能が決まる施設ではなく、「誰かにとっての余白」から立ち上がる関係性の場。2026年度には、医療的ケア児者がゆっくりと自分の時間を過ごせる医療型特定短期入所など、複数の機能が段階的に展開される予定で、“泊まれるまちの休憩所”としての役割も担っていく。
「特別な支援の場所」ではなく、「暮らしの延長線上で、少し休んだり、関わったりできる場」として、福祉と日常のあいだにある“境界”をほどきながら、誰かの「関わりたい」がにじみ出す風景を目指しているとのことだ。
