疱疹状膿痂疹の前兆や初期症状について
疱疹状膿痂疹の主な症状は、高熱とともに灼熱感(しゃくねつかん:ヒリヒリ・チクチク感)をともなう発赤が全身に現れ、発赤に沿って膿疱が形成されることです。膿疱は血液中の白血球が集まってできたものであり、無菌性で感染力がないことが多いです。
全身の皮膚に膿疱が多発すると皮膚のバリア機能が低下します。体内の水分バランスも崩れやすくなり、強い倦怠感が現れたり体力が著しく消耗したりして、心臓や腎臓、肺に負担がかかり全身状態に影響を及ぼすこともあります。
形成された膿疱は治療により乾燥して皮が剥けた後、新たな膿疱が現れて、古い膿疱が治癒するサイクルを繰り返すことが多く、症状が長期にわたって続くこともあります。また、急性期を脱した後も、感染症や薬の影響などをきっかけに再発することがあります。
妊娠している女性の場合、全身への影響により母体や胎児にリスクを及ぼす可能性もあるため、症状が現れた場合は速やかに皮膚科や産婦人科を受診しましょう。
疱疹状膿痂疹の検査・診断
疱疹状膿痂疹は全身の皮膚所見の確認に加え、皮膚生検や血液検査によって診断します。
皮膚生検では膿疱の一部を採取し、顕微鏡で詳しく調べることにより疱疹状膿痂疹の特徴的な所見の有無を観察します。
細菌感染による膿疱症と鑑別するため、膿疱の内容物を採取して培養検査をおこない、無菌性であることも確認します。
血液検査では、炎症反応の指標となる白血球数やCRPの値を調べます。必要に応じて肝機能や腎機能の数値なども調べ、全身状態の評価に役立てます。
疱疹状膿痂疹の診断において、妊娠中の発症であるこも診断の重要な手がかりとなります。

