こんな症状には要注意! 水虫の受診の目安
「たかが水虫」と思うかもしれませんが、放っておくと症状が悪化したり指が腫れたりするリスクがあります。軽度のかゆみや赤みが見られる程度であれば、市販薬でも治る可能性はありますが、以下のような症状が出た場合は要注意です。
・市販薬などを使用しても改善が見られず、かゆみなどの症状が悪化している
・強いかゆみや痛み、ただれなどが出現し、日常生活に支障をきたしている
・発疹や水ぶくれ、膿などの出現
・爪が変色・変形するなどの症状がある
・家族にも同様の症状が出ている
水虫を完治させるには、根気強く治療を続ける必要があります。なるべく早く皮膚科を受診し、症状の悪化や再発を防ぎましょう。
まとめ
帯状疱疹も水虫も、50代以降に発症リスクが高まる皮膚感染症であり、免疫力の維持が予防のカギとなります。免疫力の維持には、規則正しい生活やストレスをためない工夫が欠かせません。しかし、気を付けていても何らかの原因がきっかけで発症してしまうこともあるでしょう。違和感に気付いたときには、なるべく早い病院受診が回復への近道です。皮膚の健康を保ち、快適な生活を送るために、今日からできることを実践してみてくださいね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
取材・文/生垣育美
産科・婦人科領域の医療現場において医師の事務作業を専門にサポートする産婦人科ドクターズクラークとしての勤務を経て、第1子出産をきっかけにWebライターへ転身。夫・息子と3人暮らし。やんちゃな息子に振り回されながら、なんとか仕事と家庭を両立させる日々……。
著者/監修/林 瑠加 先生
LIKKAスキンクリニック 院長。慶應義塾大学形成外科学教室に約10年間在籍し、一般形成外科、小児、再建分野を幅広く担当。2015年からは4年半、カンボジアに居住し現地での臨床にも従事した。帰国後は形成外科に加え皮膚科、美容皮膚科の経験を積み、2024年11月に品川区西五反田に「LIKKAスキンクリニック」を開業。患者の身近な悩みに対応すべく、保険・自由診療双方からのアプローチで診療をおこなっている。

