猫に『おやつ』を与えるのに適切なタイミング4つ 量や頻度の目安から注意すべきことまで

猫に『おやつ』を与えるのに適切なタイミング4つ 量や頻度の目安から注意すべきことまで

猫への最適なおやつのタイミング4つ

おやつに注目する猫

ふだんは猫が欲しがった時にランダムにおやつを与えていた人も、ちょっとだけ意識してみると、これまで以上におやつタイムが有効に使えるようになります。

どんなタイミングが最適なのか見ていきましょう。

1.コミュニケーションの一環として

猫用おやつは嗜好性が高く、食いつきが良く作られています。そのため、猫にとって「お気に入りの食べ物」になりやすく、行動とセットで使うことでコミュニケーション手段のひとつになります。

たとえば、声かけやブラッシングとセットで与えることで、飼い主に呼ばれることやブラッシングの時間が、おいしくて楽しいことだと認識されやすくなります。

また、猫が自分から寄ってきたときや、いいコにしておとなしく座っているような場面で褒めながらおやつを与えれば、人と関わることが大好きになり、信頼関係を築いたり、強化したりするのに役立ちます。

2.ストレスを乗り越えた後

愛猫と面識のないお客さんの訪問や通院などは猫にとって、かなり大きなストレスになります。来客中も病院内でも、猫は相当な緊張をしているでしょう。しかし、そのあとに声をかけながらおやつを与えることで、「嫌なことも我慢していれば、ちゃんと終わる」ということを覚えやすくなります。

ストレスの最中では、周囲に気を張っているため、猫は食欲がなくなりますし、その場でおやつを与えても食べられないかもしれません。緊張が解けて落ち着いたタイミングを見極めることで、気持ちの切り替えをサポートできます。

3.苦手なケアやトレーニング直後

爪切りや歯磨きなどは苦手な猫が少なくありません。そんなときにおやつを上手に使うことで苦手意識を薄める効果があります。

この場合は、やりながら与えても問題ありません。たとえば、おやつを食べさせている間に爪を切ったり、歯磨きの際にペースト状のおやつを与えたりすることで、苦手なケアの時間もおいしい楽しい時間に変えることができます。

ただし、すべて終わってからおやつを与えると、行動とおやつの関連性が分かりにくくなるため、爪を1本切ったら1口、あるいは歯ブラシを1回口に当てたら1口の要領で、行動とセットでおやつを与えましょう。

4.食欲を確認するため

おやつは、ときに健康管理にも使えます。たとえば、猫がまったく食事を食べないときに、食欲がないと決めつけるのも、放っておいて大丈夫だとも言い切るのも確実ではないときがあります。

そんなときに、お気に入りのおやつをほんの少し出してみれば、たまたま食べる気が起きなかったのか、それとも体調が優れないのかが判断しやすくなり、病院へ行くかどうかの助けになります。

おやつに反応する場合、フードの飽きや眠気など気分の問題である可能性が考えられます。一方でまったく食べ物に興味を示さないときは、体調不良の可能性があり注意が必要です。

おやつを与える場合の注意点

猫用おやつを持つ飼い主の手と猫

猫におやつを与える場合、量と回数、頻度を管理することが重要です。

食事における健康管理のポイントは、良質な主食をしっかりと食べることが基本です。そのため、おやつは1日の総カロリーの10%以内を目安にしておくことが基本です。目的が食欲の確認や気持ちの切り替えであれば、量は最小限で回数も一回で十分です。

頻度については、毎日与えても1日1〜2回までにとどめ、できるだけ生活リズムの中で決まったタイミングに限定することがベターです。

おやつはおいしいので主食より優先されないよう注意し、与える理由やタイミングをある程度一定に保つことで、猫が不要な学習をしてしまうのを防げます。あわせて体重や便の状態、食事量の変化を定期的に確認して、小さな変化も見逃さないようにしましょう。

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