「四葉が見たい」病弱な妹が息を引き取る直前の願い→八つ当たりしてしまった姉が描く、涙の最高傑作【作者に聞く】

「四葉が見たい」病弱な妹が息を引き取る直前の願い→八つ当たりしてしまった姉が描く、涙の最高傑作【作者に聞く】

「夢見る四葉」01
「夢見る四葉」01 / 画像提供:腹ぺこららばいさん

中学生のころから漫画を描き続けている腹ぺこ ららばいさん(@harapekoLullaby)の『夢見る四葉』は、女子高生が将来の夢に葛藤する心情をリアルに描き、読者の涙を誘っている。今回は本作を紹介するとともに、誕生の経緯について著者に話を聞いた。
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■「四葉が見たい」妹の最期の願い

高校生の幸(さち)はイラストレーターを夢見ていたが、自分には絵の才能がないことを自覚し、担任との進路相談を機に夢をあきらめてしまう。幸には、病弱で入院生活を送る妹・夢見(ゆめみ)がいた。夢をあきらめたばかりの幸は、笑顔の絶えない夢見の姿に、思わず八つ当たりをしてしまう。

妹を傷つけた罪悪感から作品作りがはかどらないなか、夢見の容体が急変する。夢見は「私…四葉が見たい…」とつぶやいた。幸は真夜中にもかかわらず病院を飛び出し、四葉のクローバーを探しに行く。しかし、四葉を見つけて急いで病院へ戻ったときには、夢見が目を覚ますことはなかった――。

悲しみのなかにいる幸は、夢見を想いながら美術展の作品作りに没頭する。そして完成したその作品は、まさかの最優秀賞を受賞するのだった。

■「当時の自分そのもの」を描いた

本作が誕生したきっかけについて、腹ぺこららばいさんは「現代は物理的な豊さや成功だけが幸せだと考えている人が多いと思い、『決してそんなことはない』と反論したいと思ったのがきっかけです」と語る。

作中で描かれる、夢と才能の狭間で揺れる葛藤。これには作者自身の実体験も反映されているという。「主人公の悩みは、まさしく当時の自分そのものを描いています。同じように進路や才能で悩んでいる人たちに、この作品が届いてくれたらなと思っています」

学生時代は自分の進路について考える機会が多く、理想と実力のギャップに夢をあきらめてしまう人もいるだろう。本作はそんな人々の背中をそっと押してくれるはずだ。

取材協力:腹ぺこららばい(@harapekoLullaby)

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