コケが発生しない環境を目指して、20センチキューブ型の水槽を改造していく動画がYouTubeに投稿されました。動画の再生数は記事執筆時点で9000回を超えています。
底面フィルターの問題点
動画を投稿したのは、アクアリウム系のYouTubeチャンネル「小型水槽DIY | Ruka AQUA」のルカさん。以前には、ヤフオクで落札した“高級メダカミックス卵”を孵化させる様子が話題となりました。
そんなルカさんは、同チャンネル最初の動画で作った20センチキューブ水槽の環境をリセットすることに。コケが増えてきたことと、設備上の“欠陥”が無視できなくなってきたと明かしています。
以前から気になっていた欠陥とは、底面フィルターが小さいこと。底面フィルターは水槽の底に設置して使用する物で、この上に砂利やソイルなどを敷けば底床そのものがろ材となります。しかし、現在使っている物では面積が足りず、一部のエリアでは水がしっかり循環していないそうです。
これを解消するため、3Dプリンターで同水槽専用の底面フィルターを自作。水槽の内寸に合わせてあるのでピッタリとフィットしました。天面と側面には幅1ミリのスリットを入れてあるため、水の循環も問題なさそうです。
この自作底面フィルターに外掛けタイプの「スリムフィルターSS」を直結。事故防止と管理のしやすさを考慮し、水中モーターは最下層に配置します。
性能を100パーセント引き出す
次はスリムフィルターSS内に入れるろ材の準備。月1回の水替えだけで4カ月間コケが発生しなかった別の水槽と同じ構成にします。使うのは、バイオビーズとバイオメディアライト、ベストバイオブロック(スティックタイプ)の3種類です。
最も重要なのはろ過槽内で常に動き続けるバイオビーズ。その性質からゴミがつまりにくく、生じる水流とエアーでバクテリアに新鮮な酸素を供給でき、槽内に仕込んだ全てのビーズがろ過の役に立つという複数のメリットを有しています。
このバイオビーズの性能を100パーセント引き出すために、3Dプリンターで新たなパーツを作成。エアーと水の力で、全てのビーズが反時計回りにろ過槽内を動くようにします。
エアーストーンやチューブなど自作パーツも含めた全ての部品をろ過槽にセットしたら注水。水の回り方は良好なため、バイオビーズも入れてみます。チューブに取り付けたコックをひねり、エアーの量を調節。するとに全てのビーズがろ過槽内でグルグルと動き回りました。狙い通り!
続いては槽の右側に、スポンジ状のバイオメディアライトを投入。水槽側の底床には、アクアリウムメーカーの砂利を敷きました。「水洗い不要」とのことでしたが、入れてみると水槽内は真っ白に。濁ったのを利用して水流をチェックしてみると、水槽の角までしっかり水は回っていると分かりました。
1日経過するころには濁りも落ち着いてきたので、モーターとパイプを隠すように流木を仮配置。ろ過槽の方は問題なく機能しており、バイオメディアライトが濁りの原因である細かい砂を吸着してくれています。

