
「キルミー・ヒールミー」(2015年)や「コネクション」(2024年)で知られる韓国の人気俳優チソンが主演を務めるドラマ「二度目の裁判」の第7、8話が1月24日までに配信された。カン・シンジン首席部長判事(パク・ヒスン)が放った刺客クァク・スンウォン(パク・ゴニル)と古本店の店内で死闘を繰り広げたイ・ハニョン(チソン)。分厚い本や本棚を有効に使ったダイナミックなアクションに注目が集まったほか、ハニョンとシンジンの息をのむ心理戦、ハニョンと親友ソク・ジョンホ(テ・ウォンソク)の心温まる人情エピソード…と、7、8話は本作ならではの3つの見どころが凝縮された回となった。(以下、ネタバレがあります)
■シンジン、ハニョンに新たな“宿題”を出す
同ドラマは、巨大法律事務所ヘナルの“下僕”として言われるままの判決を出してきた腐敗裁判官・ハニョンが無念の死をきっかけに10年前にタイムリープし、自らの過ちと運命を正すため巨悪に立ち向かう“人生逆転ファンタジー”。原作は、ウェブ小説とウェブコミック合わせて累積閲覧数1億回超という大ヒット作だ。
まだヘナルの下僕になる前である10年前に戻ったハニョンは、自分が下した間違った判決の“やり直し”を開始。7話ではハニョンが道路陥没事故の民事裁判を公正に進める様子が、続く8話ではシンジンがハニョンに新たな“宿題”を渡す展開が描かれた。
■古本店アクションが話題に!
そんな8話冒頭で描かれたのが、密航で国外逃亡を図ろうとしたチュ・ヨンジン区長(イ・ジャンウォン)を巡る死闘。仁川港の古本店「灯台書房」でクァクが区長を襲撃すると察知したハニョンは現場へ急行する。まさに書店の店内で区長の首を絞め、殺そうとしていたクァクを発見すると、ドロップキックで制し、そのままクァクと1対1の接近戦へなだれ込んだ。
刃物を手にしたクァクに、丸腰のハニョンは手近の棚から抜き出した本を投げつけて応戦していく。本がぎっしり詰まった棚を挟んで対峙(たいじ)し、分厚い法典を上手に使って危険をかわす。さらに、棚の間をすり抜けざまに本をばらまいてクァクの行く手をふさぐなど、“本屋”というシチュエーションを最大限に生かしたダイナミックなアクションは見応え十分。
そして追い詰められたハニョンのピンチには、背板のない本棚の反対側からジョンホの救いの手が伸びてくる…。

5話で登場した車のドアを使ったアクションシーンでも、クァクを相手に鮮やかな切り返しを見せたハニョン。今回の古本店でのアクションシーンでも演じるチソンの小気味良いアクションに注目が集まり、「空間をうまく使ったアクションが面白い」「二度見した!」といった声でにぎわった。
■ハニョン、シンジンとヒリつく心理戦を展開
韓国の地上波MBCで放送され、平均視聴率が10%(ニールセンコリア調べ)を超える快進撃を続ける「二度目の裁判」。ディズニープラス“今日のTOP10”(日本、1月26日付)でも1位を記録し、24日にはチソン自身が歌うOST「Nobody Say」も公開されて話題を集めるなど、ヒット街道を快走中。
そんな本作の見どころは、アクションだけではない。8話でもエピソードを盛り上げたのは、シンジンとハニョンのスリリングな心理戦。“宿題”をやり遂げたハニョンをまだ完全には信用していないシンジンはハニョンを呼び出し、試すような質問を投げ掛ける。これにハニョンは、心の中で「どこまで知っているのか…」「わざと俺を呼んだな」とその真意を推測しながらポーカーフェイスで応じていく。ヒリつく心理戦を制するのはどちらか――。
そしてもう一つの見どころが、弱者への優しさと正義を貫く心を取り戻したハニョンと親友ジョンホが繰り広げる人情味あふれる人助けエピソード。7、8話でも裁判で弱い立場に立たされた原告に寄り添った大胆な“私刑執行”シーンや、転生前から縁のある少女とその祖母への温かな思いやりがにじむエピソードが涙を誘う。
第8話のラストには、新たな企みを携えてヘナル法律事務所を訪れたハニョンは、後半戦も予想のつかない方法で法曹界をのし上がっていくことだろう。
「二度目の裁判」(全14話)は、ディズニープラスのスターで毎週金・土曜に1話ずつ配信中。
◆文=ザテレビジョンドラマ部

