「ナイトスクープ」が物議、「ヤングケアラー」と「お手伝い」の違いは?  困った子どもの相談先は

「ナイトスクープ」が物議、「ヤングケアラー」と「お手伝い」の違いは?  困った子どもの相談先は

●子ども自身も「相談していいのか」迷うことがある

もう一つ重要な点があります。困っている子ども自身も「自分が相談していいのか」「大したことをしていないから相談してはいけないのでは」と考えてしまうケースが多いという問題です。

家族の世話は「自分にしかできない」という誇りや責任感を持っていることもあるため、「ケアをしないですむようにしてほしいとも思っていない」場合もあります。

しかし、本人が「疲れた」と感じているなら、それは相談してよいサインです。「ヤングケアラー」という言葉に該当するかどうかに関わらず、困っているなら支援を求めることができます。

つまり、親が「問題ない」と思い、子ども自身も「自分はヤングケアラーではない」と思っていても、客観的には支援が必要な状況である可能性があるのです。

●こども家庭庁の特設サイトから、相談窓口を検索できる

では、どこに相談すればよいでしょうか。

1)自治体の相談窓口

まず考えられるのは、住んでいる場所の自治体の相談窓口です。全国112件以上の相談窓口が設置されています。探すのが大変そうに思えますが、こども家庭庁の特設サイト(https://kodomoshien.cfa.go.jp/young-carer/consultation/)で、住んでいる地域やサポート内容に応じた相談窓口を検索することができます。

子ども本人からの相談も、教師など周囲の大人からの相談も受け付けています。一部の自治体では訪問支援事業(ヘルパー派遣)や配食支援など、具体的な支援サービスも提供されています。

なお、近くに相談窓口がない場合には、「全国」対応の窓口もあります。電話やオンラインでの相談も可能ですし、同じような悩みを抱える人達が交流する場もあります。

2)学校で相談

学校の先生、保健室の先生、スクールソーシャルワーカーに相談することもできます。

相談することは決して恥ずかしいことではありません。「ヤングケアラー」という言葉に該当するかどうかに関わらず、困っているなら相談して大丈夫です。

3)子供SOSの相談窓口

文部科学省のサイトでは「子供SOSの相談窓口」が紹介されています(https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/06112210.htm)。無料で電話やSNSなどで相談ができます。

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