3.未来を拓くための行動計画
「私にはこの仕事しかできない」という不安は、多くの場合、ご自身の価値を過小評価していることから生まれます。
未来を拓くための第一歩として、まずは静かにご自身と向き合う時間を作ってみてはいかがでしょうか。
「嫌だな」と感じることを書き出してみてください。
「残業が多い」「人間関係がつらい」など、どんなことでも構いません。
その「嫌だな」の裏側にある「本当の願い」を探してみてください。
「残業が多い」のは、「もっと質の高いケアをしたいのに、時間に追われているから」かもしれません。
「人間関係がつらい」のは、「信頼できる仲間と、協力して働きたい」という思いがあるからかもしれません。
あわせて読みたいコラム：「転職に迷う介護職員へ──あなたの価値を再発見するヒント」
あなたの「強み」と「価値観」を再確認してください。
「質の高いケアをしたい」という願いは、あなたの高い「責任感」と「プロ意識」の表れです。
「信頼できる仲間」という願いは、あなたが「チームワーク」を大切にする価値観を持っていることを示しています。
このように、不満の根底にある「強み」と「価値観」を明確にすることで、あなたに本当に合った職場やキャリアの方向性が見えてくるはずです。
このコラムが、あなたの素晴らしい経験とスキルを再発見し、未来への一歩を踏み出すための道しるべとなることを心より願っております。
次回予告： 【離れるのは怖いけど…】今の経験を活かせる転職先、きっと見つかる。
これまで培ってきたあなたの専門性や強みは、必ず新しい職場で活かすことができます。
次回は、今の経験を無駄にすることなく、より自分らしく働ける場所を見つけるための具体的なヒントをご紹介します。
看護師なら「クリニックや訪問看護」、介護職なら「有料老人ホームや介護老人保健施設」、理学療法士なら「訪問リハビリやフィットネスジム」など、それぞれの専門性を活かせる多様な選択肢を、具体的な事例と共にご紹介いたします。
どうぞご期待ください。
介護の三ツ星コンシェルジュ
