
橋本環奈が主演する月9ドラマ「ヤンドク!」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系/FOD・TVerにて配信)の第3話が1月26日に放送。湖音波(橋本)と相容れないスタイルの大友(音尾琢真)とのやり取りに焦点が当てられた。(以下、ネタバレを含みます)
■元ヤン脳神経外科医による痛快医療エンターテインメント
同作は、高校を退学した元ヤンキー娘・田上湖音波(橋本)が猛勉強を経て脳神経外科医となり、病気に苦しむ患者に真摯に寄り添いながら医療現場を改革していく痛快医療エンターテインメント。
キャストはほかに、湖音波が脳神経外科医を目指すきっかけになった人物で、湖音波を岐阜の病院から都立お台場湾岸医療センターに呼び寄せた医師・中田啓介役を向井理、お台場湾岸医療センターの新人看護師・鈴木颯良役を宮世琉弥、お台場湾岸医療センターの脳神経外科医・大友真一役を音尾琢真、お台場湾岸医療センターの院長・大河原嗣子役を大塚寧々、お台場湾岸医療センターの事務局長・鷹山勲役を大谷亮平、湖音波の父・潮五郎役を吉田鋼太郎が務める。
■湖音波は先輩医師の大友から暴言を受ける
鷹山による合理的な経営の推進で、患者への対応や勤務形態までさまざまなルールがあるお台場湾岸医療センター。そこに元ヤンキーかつ、患者に寄り添う信条を持った湖音波がくれば、騒動が巻き起こるのは必然のことで、湖音波が突き進む痛快さが楽しいものとなっている。第3話は、第1話で湖音波が「たぁけか」と一喝した、事なかれ主義の典型的な“公務員”ドクターである大友との対峙が繰り広げられた。
看護師たちが湖音波の優秀さを話していたのを聞きつけた大友は、湖音波について盛った話をして、看護師たちは湖音波のことを恐れるように。仕事がやりにくくなった湖音波は、会議中も大友に元ヤンらしくメンチを切って不愉快さを現していた。
そんな中、記憶や言葉に影響し、性格まで可能性もある脳の病、びまん性星細胞腫を患う杉浦優斗(森永悠希) の手術を「覚醒下手術」で行うことを提案していた湖音波。優斗は弁護士を目指しており、これまでに積み上げてきた知識がなくならないようにとの願いに応えようとしたのだ。
だが、それに大友が反対する。覚醒下手術は、手術中に脳を開けた状態で患者を起こし、言語等の反応を見ながら腫瘍を取るというもの。患者に負担がかかり、手術の技術としても難しいもので、湖音波には「できるわけない」と決めつけた。
そこに中田が思いがけないことを言う。執刀は大友に任せるとしたのだ。実は優斗の家族が湖音波の過去を知り、湖音波には任せられないと申し出ていた。
急きょ難易度の高い手術をすることになり、焦る大友。湖音波は力になろうと声をかけるが、プライドの高い大友は「医大に入れたのは、裏口入学か、パパ活で教授の弱みを握ったからだろう」などと暴言を吐いてしまう。
すると湖音波は、「このクソたぁけ!なめんじゃねえぞ、こら!」とブチ切れ。首を絞めあげているところを颯良たちが止めた。
■「努力、根性、気合」の湖音波と大友は「いいコンビ」に
湖音波がしっかりと勉強したということは、序盤に潮五郎が颯良に語る場面で明かされていた。16歳のとき、バイク事故で親友を亡くした湖音波は、医者になるために大学に行かせてほしいと潮五郎に頼んだ。それから通信制の高校で猛勉強し、夜はガソリンスタンドのバイトで家にお金を入れるようにもなり、潮五郎はそのころのことを「命がけで勉強とタイマン張っているようにも見えた」と振り返った。
一方、大友は5浪して東大医学部に入った。その受験中は恋愛もせず、運を使いたくないからとおみくじとじゃんけんをせず、縁起が悪いと下りのエスカレーターに乗ることもなかったという。コツコツと真面目にやってきたという自負があり、ヤンキーからの転身という珍しい経歴の湖音波をなかなか受け入れられなかったのだろう。
大友は湖音波の親友・麗奈(内田理央)から湖音波が医者になろうとしたきっかけを聞き、湖音波も努力して医者になったことを知る。また、湖音波は優斗に手術予定を話しているとき、大友が裕福な家庭出身ではなく、大学に行くならば国立だとして、東大しか受けなかったのだと聞く。看護師から大友が「東大以外は大学にあらず」としていたと聞いていたが、真実は別にあったのだ。
単に水と油のような状態の2人だったが、それぞれに相手への理解を深めた。湖音波が医者になるために守ったことは「努力、根性、気合」。大友は「ほんとに昭和だな」とツッコんだが、「努力はやること、根性は続けること、気合はここぞってときに押し込むことっす」という湖音波の原則はヤンキー気質のようでいて、大友の根底にもあるように思えた。
湖音波とともに覚醒下手術のシミュレーションを遅くまでする大友。時間外労働は禁止されていて、たとえ残業にしていなくても電気代や空調代がかかると指摘されると、「患者さんのための練習だ」と反論するのはこれまでになかったことだ。
その優斗の手術は「努力、根性、気合」が鍵となって、無事に成功。大友が麗奈の前で「神の手を持つ天才脳外科医、ドクター大友が1人でやりきりました」とかっこつけるのはご愛敬で、麗奈の言うとおり、湖音波と大友は「意外といいコンビ」になりそうだ。
SNSには「大友先生と湖音波の絡み よかった」「田上先生と大友先生のコンビめっちゃ面白い」「大友先生、なんか憎めないなぁ」「“努力・根性・気合”シンプルだけど凄く痺れた」「大友先生も努力の人」などの声が上がった。
◆文=ザテレビジョンドラマ部

