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認知症の初期症状と介護が必要になるサイン|物忘れとの違いや早期発見のポイント、対処法も解説

認知症の初期症状と介護が必要になるサイン|物忘れとの違いや早期発見のポイント、対処法も解説

介護につながる初期症状を早めに発見するには

日常の会話や確認で変化を見逃さないための、具体的な工夫を解説します。

家族と積極的に会話する

早期発見の基本は、日常の会話と生活の様子を通じて変化を見つけることです。いきなりテストのような質問で確認するとご本人が警戒しやすいため、普段の雑談のなかで、予定の理解、最近の出来事の記憶、家事の段取りなどを自然に観察するとよいでしょう。違和感があった場合は、いつから、どの場面で、何が起こったかを短く記録しておくと、受診や相談の場で説明しやすくなります。

定期的にチェックリストで確認する

認知機能だけではなく生活機能の変化を整理する道具として役立ちます。忘れを感じても、生活が保たれているのか、外出や買い物、食事の準備などに影響が出ているのかは、本人の言葉だけではわかりにくい場合があります。定期的に同じ観点で確認することで、変化が続いているのか、一時的な体調不良なのかを整理しやすくなります。

介護につながる初期症状を発見したとき家族ができること

気付いた後に慌てないために、相談先の選び方と生活の整え方を具体的に解説します。

定期的に健康診断を受ける

健康診断は、生活習慣病など身体の状態を把握し、治療や生活改善につなげるための機会です。高血圧、糖尿病、脂質異常症などは脳や血管の健康にも関係し、認知機能に影響する可能性が指摘されています。

持病の管理が不十分な場合は体調の波が大きくなり、物忘れや気分の変化が目立つ場合もあります。定期的に受診し、必要な治療を受けることは、結果として生活機能の維持に役立つ可能性があります。

参照:『糖尿病や高血圧で認知症になりやすいでしょうか?』(国立長寿医療研究センター)

健康的な生活を維持・促進する

生活の工夫は、食事、運動、睡眠、社会とのつながりを、無理なく続けられる形で整えることが基本です。たんぱく質を含むバランスのよい食事を心がけ、食欲が落ちた場合は一度に多く食べようとせず、回数や内容を工夫するとよいでしょう。運動は、長い時間を確保できない場合でも、散歩や体操など短い時間から始め、日常生活のなかで体を動かす機会を増やすと続けやすくなります。睡眠は、昼夜逆転があると気分の不安定さや混乱が強まる場合があるため、日中の活動量を保ち、夜に眠りやすいリズムを整えるようにしましょう。

積極的に社会活動に参加する

人との交流や社会参加は、心身の刺激となり、閉じこもりや気持ちの落ち込みを防ぐ観点からも重要です。外出や会話の機会が減ると、活動量が下がり、筋力低下や孤立につながりやすくなります。社会参加といっても、大きな活動を始める必要はありません。近所の散歩や買い物、趣味の集まり、地域のサロンなど、ご本人が負担なく参加できる形で続けることが大切です。

地域包括支援センターに相談する

高齢の方の生活を支える総合相談窓口で、医療や介護、福祉の視点から支援につなげる役割があります。認知症が心配な場合は、どの医療機関に相談すればよいか、介護保険の手続きはどう進めるか、家族の負担が大きいときにどのサービスを使えるかなど、幅広く相談できます。本人の状況がはっきりしない段階でも相談できることが多く、困りごとを整理する場として活用するとよいでしょう。

医療機関を受診する

まずはかかりつけ医に相談し、必要に応じて物忘れ外来や認知症疾患医療センターなどにつなげてもらう方法があります。認知症に似た症状は、うつ状態、せん妄、内分泌の異常などでも起こる場合があり、治療によって改善が期待できる原因が隠れていることもあります。そのため、自己判断で認知症と決めつけず、評価を受けることが大切です。

配信元: Medical DOC

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