「プレミアム」「大きい」が日常の定番の選択肢に
またローソンの通年ランキングにはプレミアム商品が入り、高付加価値帯も堅調に推移。「ボリューム/プレミアム」が“選択肢”ではなく“日常の定番”になっていると分析されています。一方、ローソン、ファミリーマート、ミニストップでは、“大きい系”も好調とのことです。
これは、おにぎり1個に求められる役割が「軽食」から「一食の成立」へ広がり、商品設計の前提が変わってきた可能性があるとされます。物価の上昇を受けて、これまでおにぎりを2個買っていたところを、1個にしても満足できるコスパを意識して“大きいおにぎり”を購入していることも想定されるとのことです。
ちなみに、セブン-イレブンによれば、大阪・関西万博の会場内店舗(西ゲート店)のおにぎりは、全国のセブン‐イレブンの中でも販売数がトップだったとのことで、おにぎりは訪日外国人を含む多様な客層に“手に取りやすい選択肢”として受け入れられた可能性があるとしています。
「低価格帯おにぎり」の台頭
一方、昨今のコメや海苔をはじめとする原材料の高騰を受け、定番商品の値上がりが進む中、消費者の懐事情にあわせた低価格帯おにぎりのメニューが増加しており、こちらの存在感も高まっているとのことです。
ローソンでは、海苔を使わない低価格ラインの拡充に加え、だしを用いて海苔がなくても先味や満足感を高めようと工夫した“だしおにぎりシリーズ”を提供。ミニストップでも、具材を混ぜ込んだ低価格帯の108円おにぎりシリーズ(税抜)が人気であることに加え、噛み応えのある大麦を混ぜ込んで満足感を高めた商品の投入も継続しています。ファミリーマートやセブン-イレブンも、海苔を使わないでご飯に具材を混ぜ込むタイプの商品ラインアップを強化しており、これらが低価格帯として支持を集めています。
低価格帯の定番といえばツナマヨでしたが、そのツナマヨが中価格帯になった今、新しい低価格帯のおにぎりとして海苔を使わない混ぜ込みおにぎりが台頭。セブン-イレブンではランキング3位に海苔なしの「わかめ御飯おむすび(三陸産わかめ使用)」がランクインするなど存在感を増しています。

